◎我々の世代が母のハーフっ子は、日本とは一生縁がある
◎我々の世代が母のハーフっ子は、日本とは一生縁がある (FBより転載)と思うんですよね。一昔、ふた昔まえの世代は、ネットも無く、日本行きの航空券も高くて日本は遠い国でした。スイスに嫁に来たら日本は遠くなってましたし、ましてや子供たちは現地人として生きていくケースが多かったように思います。その世代のハーフっ子たちは日本語が全く話せない、聞き取りさえもできない、と言うケースも多いように思います。しかし、今の時代、700フラン位で日本に行けるし、ネットで日本の情報はいつでも手に入れることができます。昔のスイスでは日本人も中国人ももっと一緒くたで、差別もあったでしょうが、こちらの人もネットや情報網の発達で日本について昔よりは知ることが出来、差別もない(と私は感じてますが)時代になりました。だから私たちの子供世代は、日本への里帰りやアニメ、ゲームなどで日本との距離がスゴク近いです。ヌードルメーカーや納豆メーカー、日本食を手作りしている家庭も多いですし、日本人としてのアイデンティティを強く感じるのではないかな。だからお子さんが日常会話だけは出来るようにしておいた方がいいと絶対思います。子供の頃は漢字書き取りに嫌気がさしたり、母子バトルや反抗期や思春期も重なり日本語嫌いになって、日本語を拒否していた子でも、落ち着いた青年期になり、やはり母の母国である日本に興味を持ち、旅行や留学に行くハーフっ子がとても多いです。母の母国だし、日本がこんなに近いこの時代、日本と一生縁がない、なんて人生はあり得ません。ましてや日本のアニメやゲームが大好きで、日本に行く普通のスイス人も多い位なんですから。◆最低限、日常会話ができるようにしといてあげる。(これは毎日お母さんが子供に日本語で話し続けるだけでOKなので苦労しないでしょう。お母さんはチャンポンに話さない。子供が現地語で返しても、つられて現地語で返さないように気を付ける。ただまったく話さないと、中々話せなくなるので、里帰り、友達、日本語会話教室など日本語を話さないといけない環境に入れたりして”油が切れない”ようにしておく。)◆出来れば、ちょっと読めると自由度が格段に高まる。(日本に行ったときに、ちょっと看板やら案内などが読めるだけでも不安が無くなるので、書くよりは格段に楽な読みを小さい頃からボチボチやっておくと役に立つ。)2つの国の両親を持つのに、片方の言葉がまったくできないとやはりアイデンティティ・クライシスが起こりやすくなるような気がします。