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テーマ:Jazz(1961)
桜の季節ですね。 でも、昨夜は大きな余震があり、悪夢が蘇った人も多かったと思います。津波が来なかったのがせめてもの救いなのでしょうが、前向きな気持ちが折れるような自然の仕打ち。 足早に移ろい行く儚い姿に世の「無常観」を重ね愛でてきた日本人にとって、この春の桜は「無情感」の重なる桜となりましたねぇ。本当にどんな状況でも春が来て、桜が咲く。。 桜は桜以外の何ものでもないのだけれど、自分の想いを重ねてしまうのはわたしだけではないと思います。 そんな気持ちで聴くせいか、CDーRにしていただいたクリスポッター(Chris Potter)の謎の音源は、主役のサックスは、不安感を煽るような暗くドスの効いた演奏にきこえてしまうのでありました。この妙な迫力にちょっとひき気味だったけど、超自由度の高い空間に身をおいて、定められた決めごとから頭を解放して、何かをつかみ取ろうとする彼らの行為は鬼気迫る場面を生みだしますです。音を出す行為は何をもって音楽というのでしょうねぇ。成果とか結果とか形で考えてしまったら絶対止まってしまう演奏。なんか、凄いのでありました。(よい子はマネしないでね)で、普段から音楽に癒しを求めてるわけではないのですが(結果的に癒されることはありますが)、ずっと緊張してる心にはこういう音源は何度も聴くのはちょっと辛いですね。 そう、去年はクリポタはリーダー作はなかったのですね。 Contribution / Daniel Szabo Trio Meets Chris PotterやLost in a Dream / Paul Motian Trioでクリポタの素晴らしい演奏は聴けましたけどね。 週末だけどお出かけもままならない今日この頃だし、今現在リーダー作の噂はないのですが、クリポタ絡みも含めて、、、卯月四月のおっそ分け。。 ★ 卯の花月♪わたし的おっそわけ情報★ Transatlantic / Chris Potter Feat. DR Big Band 去年の年末にドーキ弟のScenes From A Dream / Chris Minh Dokyにはまっておったのでしたが、、ドーキー弟ご本人が立ち上げたこのレーベルから気になる新作が2枚リリースされます。その一枚が、これね。デンマーク放送局のDanish Radio Big Bandとのコラボで、全曲オリジナルを書き下ろし、アレンジも手がけたそうなんですね。 つうことで、HPに行けば、、おぉ。。試聴もできるようです。はい。 The Jazz Ballad Song Book / Randy Brecker Feat. DR Big Band そんでもって、ついでにみっけちゃったのが、、ランディさまのアルバムです。そういえば、このれレーベルからでてるRemembering You / Sinne Eegにもランディさまがいたのでありました。。 ジャズスタンダードのバラード集、、、、って、ランディ兄ちゃんには、わたし的にはとっても似合わない気がします。でも、いつか王子様が、なんて吹いちゃってるので、なんだか楽しみです。はい。 Destinations Unknown / Alex Sipiagin 発売は五月なのですが、クリポタ絡みなので、、クリスクロスのこんなアルバムも待ってます。 ホランド閣下のバンドで、スリリングにトランペットを吹き倒すアレックスさま。 彼の前回のリーダーアルバムGenerations / Alex Sipiagin以上にスリリングな展開を期待しちゃうわたしです。 何たって、ドラムはハーランドだし。。 あ、彼は奥方のMonday Michiru Band で六月に来日しますねぇ。ブルーノートだにゃん。 Alex SipiaginのHPを眺めると、メンバーは、恐ろしいことに。。 Chris Potter, Dave Binney, Eric Harland, Craig Taborn and Boris Kozlov って、あるのでありました。恐さ強さに期待が高まる、のでありました。 あ、クリポタはDavid Binneyの新譜Graylen Epicenter / David Binney にいたりします。これって、クランツもいたので、とりあえず持ってます。(^_^);; James Farm / Joshua Redman そうなれば、ジョシュアのこのメンバーも凄すぎるでしょう。前のコンパスって、かなりおもしろいアルバムだと思ったのですが。。今回もメンバー凄すぎます。 Joshua Redman,Aaron Parks, Matt Penman,Eric Harland このメンバーで駄作をこさえたら、ジョシュアある意味凄すぎます。(でも、可能性があるのが天才です) James Farm Matt Penmanって、ベースはニューヨーク最前線なアルバムで、何度も聴いてますが、、お写真はじめて拝見。 男前だすねぇ。。来日希望! Songs Of Freedom / Nguyen Le 両親がベトナム人で、パリに育った、変態空間系ギター、Nguyen Leさま。。 ACT Music + Visionを観れば、新作もかなりクリエティヴでおもしろそう。。 この人、何を弾いても、思いっきりベトナム色が入るのに、できあがりのサウンドは、銀河の果てにとばされちゃう感じが大好きです。 今回は、クリポタはメンバーにいないけど、ゲストの顔ぶれなんか見てると凄く楽しみ。 で、わたし的にACTと言えばラーシュダニエルソン。 Gravity / Julian & Roman Wasserfuhr ラーシュダニエルソンは奥方のアルバムArabesque / Caecilie Norby with Lars Danielssonにおりました。 相変わらず、メロメロに良いお仕事してて、このトランペット&ピアノの兄弟のアルバムも楽しみです。 前回、Upgraded In Gothenburg/Julian & Roman Wasserfuhr も良かったけど、沢山のゲストでちょっともったいない気もしたので、今回は、ゲストなしで、がっつり聴かせてくれるようですから、くびを長くして待ってます。 週末のご予定はいかがですか? この日曜日に、新発田では新発田ジャズストーリが開催され、ます。 今回は、この震災を応援する為に収益をすべてチャリティイヴェントになったそうです。無理せずにいける近くのみなさま、、そして演奏者のみなさま、是非、ライブを楽しんでくださいね。 東日本大震災救援チャリティ「新発田ジャズストーリー」 4月10日(日) フリーパスチケット 1500円(前売りのみ) 詳細はこちらをごらんになってくださいね 震災以来、なかなか心が安まる日がありませんね。 気がつけば、一ヶ月が過ぎました。紆余曲折ありながらも少しずつ前に進んでいる状態で、また、強い地震がありました。早く、脳天気に「楽しい週末をね!」と、いえる日が来ると良いのですが。。 大好きな池澤夏樹のように、「なじらず」「煽らず」を心がけたいと思ってます。 んじゃ、退散♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月09日 09時18分21秒
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