カテゴリ:電子書籍
白ロム状態で購入したauの電子ブックリーダー「Biblio Leaf SP02」だが、電子ペーパーの書き換えの遅さと、そのときの画面フラッシュには、だいぶ慣れてきた。 ただ、液晶画面しか見たことがない私の奥さんにとっては、未だかなり違和感は強いみたいだ。 画面更新は遅いのだが、ソフトキーボードで文字を打ったり、ページ切り替えのボタンをタップしたりするときも、画面の更新を待たずにどんどん入力すれば、文字落ちせずに入力されるので、内部処理はさほど遅くないのだろう。 表示が遅いこと以外で、UIとして不満は、次の通り。 ・ほとんどの操作は、一列に並んだボタンで行えるのだが、USB接続時の選択ダイアログなどは、ペンでしか操作できない。電子書籍を表示しさえすれば、あとはボタンだけで読めるのに、そこまでの詰めが甘い感じだ。 ・一列に並んだボタンには、上下矢印のボタンしかなく、電子書籍のページめくりは、このボタンを使う。横書きはこれで違和感がないのだが、縦書きの電子書籍の場合でも、上下カーソルボタンでページめくりをせざるを得ないのは、少し違和感がある。 ・電子書籍や、ライブラリでのページ切り替えを行う画面上の矢印ボタンが、やたら小さく、非常にタップしにくい。一応ハードキーのみでもページ切り替えは可能なのだが、その操作方法は非常にわかりにくく、実用性に乏しい。 台湾Foxconn製であることも災いしているのかもしれないが、きめ細かな日本メーカー製に比べ、操作していて細かいところで雑さが目に付くのは否めないな。 さて、ダウンロード後、書籍を呼び出すまでは、左手で本体を持ち、右手でペン操作が必要なのが煩わしいが、呼び出した後は、左手で、本体の左下端をホールドし、親指で上下カーソルボタンでページをめくれば、本を読めるため、片手操作が可能だ。 ただ、電車の中で立ち読みするには、重さは合格ラインだが、付属のソフトケースに装着すると、大きく、分厚くなりすぎて、かえって持ちにくい。片手でホールドするには、ソフトケースを反対側に折り畳まなければならないのだが、ケースはそういう想定をしていないようで、スムーズに反対側に折り曲げられないのだ。 ソフトケースは外せば、片手持ちやすくなるが、落として壊す心配もあるので、痛し痒しということろ。 筐体は、画面周りの余白が大きすぎるし、あまり役に立たない太陽電池もカットすれば、さらにコンパクトになるはずであり、次世代端末は、画面サイズは維持したまま、もう一回り小さくするよう頑張ってほしいところだ。 さて、買った本「月と蟹」を読み始めてまだ50ページほどだが、その段階での印象を書いておく。 反射型電子ペーパーは、真っ暗では読めないが、ベッドサイドでスタンドをつけて読むような薄暗い環境でも、意外と読みやすい。 また、確かに、バックライト液晶と違って、紙を読むのに近いので、長時間読んでも、目の疲れも感じにくい気がするな。 重さも軽く、寝転びながら片手に持ち、本を読んでも、それほど負担にならない。 文庫本よりは重いが、「月と蟹」の分厚い単行本よりは遥かに軽いのは間違いない。 今のところは、本を呼び出して読み始めれば、それほど操作にストレスは感じない。 ただ、こうしたデバイスの詳しい評価は、少なくとも一冊は本を読み終えてから、やった方がいいだろう。 その結果は、しばらく使ってみて、改めてレポートしたい。 【送料無料】月と蟹 【中古】afb 月と蟹【宅急便のみ】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月19日 07時55分10秒
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