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なんでんかんでん。

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polo7831

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polo7831@ purea24さん いやいやいや・・・ ヒール突っかけて転ぶ…
purea24@ Re:おおーー 復活おめでとうございますぅ~!! コンサ…
polo7831@ Re[1]:君子蘭(05/02) 楽天ssさん こんばんは。君子蘭の命…
January 28, 2006
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カテゴリ:コンサート感想
今日は、能楽堂で行われる尺八のコンサートへ行きました。
会場にも、コンサートにも興味津々。
ここはかつて、福田進一氏のリサイタルが行われた会場でもあります。

尺八:ジョン・海山・ネプチューン
プロフィール
ギター:直居隆雄
プロフィール

まずはジョン氏が作務衣に赤いバンダナという出で立ちで
花道から「鶴の巣籠」を吹きつつ登場、渋いっ!
1曲終えて「on guitar 直居隆雄!」と紹介すると、
直居氏はベロアのジャケットに革パンツで登場。

「今日はこんな素晴らしい会場で演奏できて
とても嬉しいデス。ギターの直居さんとは
もう何度もステージを共にしていますが、
花道から登場というのは初めて、デスヨ?
しかも、足元を見てクダサイ、足袋です足袋!
旅はたびたびしていますが、
革パンに足袋姿の直居サンは初めてデス」

とセイン・カミュ似の彼は
つかみのトークもバッチリ。

尺八のみで聴いた音は、空間を漂っている感じでしたが、
ギターが加わったとたんに、音が流れていく感じがしました。
ギターはギブソン。

荒城の月、五木の子守歌、さくらさくらを、
ジャズのエッセンスを加えたメドレーで演奏。
彼の尺八のパワフルさに圧倒されましたが、尺八というのは
スゴイ息の量が必要な楽器だと思いました。
でも聴いているとアレンジも、音もすごく自然なのです。
尺八を聴いているとは思えないほど。

「ワタシはハワイ大学民族音楽科で尺八に出会いました。
とてもシンプルな楽器なのにとても深く、そして持ち運びに便利。
背中がかゆいときにも使えマス(笑)
日本で直居さんに出合い、彼にジャズを教えてもらいました。
そのかわりワタシが彼に邦楽を教えてマス、逆デスね」

というトークの後、ギターが刻むリズムは
「これは『テイクファイヴ』じゃん」と
思っていたら始まったのはなんとソーラン節!
もちろん途中でそのメインメロディは始まりましたが。

「尺八の音階はブルースの音階と同じなので
無理なく演奏できるのデス」
と解説をした後に今度はこぶしをきかせて
「サマータイム」。
彼の演奏する曲を聴いていると、すべてがこの楽器のために
作られているかのように思えてきて、オリジナルは何だったっけ?
と思い出せなくなります。

彼は自分で尺八やその他いろんな楽器を作っているそうです。
アイヌのムックリのような楽器や、
孟宗竹の節を使ったコンガみたいな打楽器を披露。
「自分で作っていると竹を切ったときに節が余ったりするので
それを使えないかと作ってみまシタ、
失敗したら爪楊枝立てにナル」
と言って5cmほどの竹をミニミニ尺八に仕立ててしまった彼。
上下二つの穴の押さえ方と息の加減だけで音程を作り、
ハイトーンでオリジナル曲を1曲演奏してくれました。

「今日はせっかく長い尺八も持ってきているのでムードのある曲を」
といって演奏したのは「虹の彼方に」。
・・・もう、今日は裏切られっぱなしで嬉しくなっちゃった。

こんな風にジャンルやカテゴリに関係なく楽しめるようになって
改めてその楽器の良さに気付くことが多いです。
藤原道山サマがフロックコートで奏でた、
凛とした尺八もステキでしたが、
あめりかんが奏でるジャジーな尺八はすごく楽しかった。
次回があれば是非また聴きたい!って思いました。

今日の客席は平均年齢60台、しかも男性7割。珍しい。
皆さん尺八の愛好者なんでしょうね。
でもリズムに合わせて手拍子していたし、
コンサート終了後もロビーでミニミニ尺八が奏でていたメロディを
口笛で吹いているおぢさまを見かけたし、
素直にお楽しみになったようです♪

知り合いの尺八奏者にお誘いをしたところ
「彼の尺八は流派が違うから」と頭ごなしに断られてしまった。
ダメでしょ~そういうオカタいことにこだわってちゃ。





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Last updated  January 28, 2006 10:16:19 PM
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