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なんでんかんでん。

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polo7831

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polo7831@ purea24さん いやいやいや・・・ ヒール突っかけて転ぶ…
purea24@ Re:おおーー 復活おめでとうございますぅ~!! コンサ…
polo7831@ Re[1]:君子蘭(05/02) 楽天ssさん こんばんは。君子蘭の命…
October 12, 2006
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カテゴリ:コンサート感想
歯科通いと練習の合間をぬって、キエフオペラ・
ウクライナ国立歌劇場公演「トゥーランドット」
を観てきました。圧巻でした。胸がいっぱいです。
ことばが見つからない・・・

「イナバウワーの曲でしょ」と母が口にするほど「誰も寝てはならぬ」が
有名になりましたが、私はこのオペラ、今回の鑑賞が初めてでした。
初演が1926年、結構最近なんですね。(どういう物差しだ)

全曲を通して貫かれるチャイナムード。
まだ全貌が明らかになっていなかった中国を
西洋の人がイメージして作るとこんな曲調になったんでしょうね。

♪やーまのおてらの♪のミーミソ・ラ・ド・ド・ラ
のメロディが何度も登場していました。
これがトゥーランドット王女のテーマなんでしょうか・・・?

ストーリーは竹取物語の西洋お姫様残酷バージョンといった感じですが、
私は三人の大臣、この物語では狂言回し(オペラ回し?)役の
ぴん・ぽん・ぱんが名前からして好きになりました。
彼らが第1幕で故郷を懐かしんで歌うアリアはとても美しいメロディでした。

私には腑に落ちないことがあります。
「血潮」「希望」「トゥーランドット」と王女からのナゾナゾを解き明かしたあと
主人公カラフは、なぜ王女にナゾナゾ返しをしたのでしょう。
約束を守りそうもない王女も、これならフィフティフィフティ、
ちょっとは真面目に考えてくれるだろうと思ったのでしょうか。

そのせいで可愛い奴隷の娘、リューは命を落とすことになってしまいました。
リューは自らの命を捧げることで彼への愛を貫いた・・・
ということにしておきましょうか。
ワタシ的には悲しすぎて許せない。
そんな悲劇を目の当たりにしてもカラフは一途に王女を想い続けるのだし。

今日の配役は気位の高い王女役と可憐な奴隷の娘リュー役が
ビジュアル的にも、声の質も、歌い方も見事にはまっていました。
拷問に息絶え絶えのリューが痛切に歌う「氷の様な姫君の心も」
を聴いた後は、王女なんてかすんでいました。

そして最後に山場はやってきた。

「異国の男の名がわかった、その名は愛!」と王女が歌い、
70名近いコーラスが「誰も寝てはならぬ」の山場を高らかに歌い上げると、
その声は波動となって2階席の私のところまで届きました。
胸が揺さぶられました。

このオペラはソリストではなく、合唱が中心だったので、
ステージ上に常にたくさんの人がいて迫力満点の歌声を聞かせてくれました。
ずっと圧倒されっぱなしでした。
カーテンコールの時にはスタンディングオベイション!
オペラでのスタンディングオベイションは、初めて見ました。

このキエフオペラ、12月まで「アイーダ」と「トゥーランドット」で
全国縦断公演するようです。
これからの公演の地域の方、はなまるオススメです。
一大スペクタクル、質も量も兼ね備えたステージですから。

そういえば、実際に紫禁城をバックにして、
メータが指揮、チャン・イーモウ演出でこのオペラが上演されたんですよね。
DVD、みてみたいなあ。

ラストのアリアを聴き終えた後、
おととい削られた虫歯の部分がしくしくと
痛くなっていることに気付きました。。。





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Last updated  October 12, 2006 11:48:30 PM
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