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なんでんかんでん。

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polo7831

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polo7831@ purea24さん いやいやいや・・・ ヒール突っかけて転ぶ…
purea24@ Re:おおーー 復活おめでとうございますぅ~!! コンサ…
polo7831@ Re[1]:君子蘭(05/02) 楽天ssさん こんばんは。君子蘭の命…
October 28, 2006
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カテゴリ:コンサート感想
(曲目)
11月のある日(ブローウェル)
アルハンブラの想い出(タルレガ)
鐘の鳴るキューバの風景(ブローウェル)
舞踏礼讃(ブローウェル)
デ・ラ・ルンバ・ソン(マルティン)
バイレ・ファンク(ガケール)
 
5つのプレリュード(ヴィラ=ロボス)
変奏曲(ジスモンテ)
アクアレル(セルジオ・アサド)
 
 **アンコール**
ナ・イ・ショ

       使用楽器:ローベル・ブーシェ

大萩君(なぜか、彼は君と呼びたくなります)の
ソロリサイタルをきくのは、3回目です。
いつも感じるのですが、彼のギターの音色には、
お人柄がにじみ出てるかような、
真摯で丁寧なあたたかさがあります。
・・・そして指が細くて白くて美しい!
プログラムノートも彼自身のことばで分かり易く書かれており、
好感度アップ。

「今日は、ついさっきこちらへ着いて、
リハも3分ぐらいしかできなくって・・・」
と最初におっしゃっていましたが、確かに、
前半は硬いかな・・・?という感じでした。

3曲目の「鐘の鳴る・・・」は、演奏している姿を見なくては
曲の意味がわからないだろうというような、ハーモニクスばかりの曲。
ひとつひとつの音がちゃんと響いていたのはさすがです。

「バイレ・ファンク」は独特のリズム。
そして極限まで、最後の最後には音だけではなく
自分までフェイドアウトをしなくちゃいけないような
小さな小さなちーいさな音で弾いていました。

ラストで弾いたアサド兄弟の弟さんの作品「アクアレル」は、
難曲で、普通のギターの曲の2倍の楽譜(音符)の量で、
演奏するのも暗譜するのも大変。
メロディが明確で親しみやすい曲なのに
弾く人がなかなかいないそうです。
それは見ていてもよーくわかりました。
大萩君はその難曲を自分のレパートリーとしていくのですね。
彼の音と演奏する姿にぐいぐいと引き込まれていきました。

そして彼には爽やかな笑顔という武器もあります。
客席にもその笑顔が広がって満ちていきました。。。

ソロリサイタルは、余韻というか音の行間というか、
弾き手と聴き手がその空気を同時に味わっている、
と緊張感を肌で感じられます。
オーケストラは降ってくる音のシャワーを浴びる感じですが、
細胞がリフレッシュされるような気持ちは同じです。

やっぱりナマはいい。

そして、同じ曲を弾いても、師匠の福田進一氏とはまた違った趣の
曲になるのが不思議なところです。

福田氏の音は完成されいるのに、聴く度にスケールアップしていて舌を巻きます。
いつも完璧。
この人にはできないことはないだろう、と思わせる。

かたや、大萩君の音は柔軟性があって、どんな風に成長していくのだろうか、
と将来の限りない可能性を感じさせる音。
この人は、これから色んなことを吸収して、自分のものにして、
新しい境地へどんどんステップアップしていくんだろうなあ。
お。これは彼自身にもあてはまることかもしれない。

・・・と、こんな風に書くと偉そうですが、
要は。
「私は公私に渡る彼の成長を見守るわ!」と終演後に叫んだ、
同行のまんどりんおけすとら団員のおネエ様発言に集約されています(笑)

アルハンブラやアランフェスのようなメジャーな曲もあるし、
今、勢いのある中南米の作家は新曲を次々に発表し、
演奏されて、受け容れられて、浸透していく・・・
ギター界は幅広くて良いなあ。

それにしても。
たった一人で2時間。すべての曲を暗譜で。
オマケに今日はリハの時間もなくても。
リサイタルはちゃんとやり遂げる。
プロとはスゴイものです。

さて。
今日は自由席だったので、最前列におけすとら団員5名と陣取り、
他に視界を邪魔するもののない、彼の呼吸もきこえるような場所から
2時間たっぷりと柔らかで繊細な音に浸りました。
開場1時間前から並んで、いち早くホールへ入り、
最前列5人分を確保してくれたお二人に感謝です。

私は花屋さんでミニバラのミニ花束を作ってもらい、
アンコールの時にステージに歩み寄って手渡し、握手。

実は。花束を手にしたものの、いつ渡せばよいのか、
そのタイミングは実に難しくて勇気がいります。
「え~、いつ、渡したらいいの~」と躊躇する私に
「こんな近くにいるんだから、すっと立って行っちゃいなさいよ!」
と背中を押してくれたのは前述のオネエ様発言をした彼女です。

客席から花束を渡したのは私だけで、
その瞬間にちょっとだけ、
あたたかいどよめきがあったような気がしたんですけど。。。

そして。
ラストに弾いてくれた「そのあくる日」は、
ミニバラが功を奏したのだと勝手に思っています(^^)/

演奏終了後「鐘の鳴るキューバの風景」DVDを購入し、
「poloさんへ!」と名前入りでサインをしてもらいました。

そこでは演奏以外で最も感動したことが!

彼は、私の小さな花束をもって出てきてくれて、
サイン会場の長机の上に置いてくれていたのです!!
そして、ちゃんと相手の目を見て握手をしてくれました。
音楽に対してだけではなく、すべてに対して真摯で
礼儀正しく細やかな心遣いと優しさのある人なのだ!

・・・またまた好感度アップです。

話をDVDに戻しますが、いつもお世話になっている楽器屋さん、
リサイタルのお世話役○リオカさんによると、このDVDは
「そこまでやるか?という内容ですよ~、いいですよ~」だそうです。
むふ。どこが・・・?楽しみだなあ★

大萩康司/鐘のなるキューバの風景(通常盤)【0610w_大特価】


・・・はっ。
やっぱり私、どこから見てもミーハーだわ。

ミーハーついでの「おまけ」。
大萩君には、藤原竜也とか、イタリアのサッカー選手「ネスタ」と
だぶる雰囲気を感じるのは私だけでしょうか・・・


##追伸##

大萩君のロングインタビュー、美しい指とやわらかなギターの音が、
映像で楽しめるページを発見!
上記DVD発売時、1年前のものですが。。。

コチラでごゆっくりどうぞ!





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Last updated  October 29, 2006 12:31:33 AM
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