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なんでんかんでん。

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polo7831

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purea24@ Re:おおーー 復活おめでとうございますぅ~!! コンサ…
polo7831@ Re[1]:君子蘭(05/02) 楽天ssさん こんばんは。君子蘭の命…
May 11, 2008
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カテゴリ:コンサート感想
第10回記念別府アルゲリッチ音楽祭
日韓文化交流 ■オーケストラ・コンサート

出演:チョン・ミョンフン(指揮、ピアノ)、
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
桐朋学園オーケストラ

プログラム:
 モーツァルト:4手のためのソナタ ニ長調 K. 381 (123a)
 (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ、チョン・ミョンフン
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26
 (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ 
 ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 op.98

今年もこの音楽祭を聴いてまいりました。
毎回同じコトを思います。
なんて贅沢なコンサートなんでしょ。ということと
アルゲリッチ様は違う世界、魔界の生き物なんじゃ?ということです。
今回も豪華プログラムでした。

仲良く肩を並べて登場した二人。
チョン・ミュンフンと女王様の連弾では最初の音符を聴いただけで
「あぁ、これがモーツアルトなのよねぇ」とため息が出ました。

リリカル。お茶目で愛らしい。
のだめと千秋が連弾した時の「ホラ飛んだ。また跳ねた」という台詞を
そのまま目の前で見せられました。

楽章の間に肩を寄せてひそひそと何か打ち合わせしているなと思ったら
いきなり弾きはじめてこっちがビックリ。
プリモをひいているミュンフン様を至近距離でのぞき込む女王様、
「ほぉら」いたずらを仕掛けたらすぐに「へへん」とお返しがあり、
それが何度も繰り返されて二人はとても楽しそう、
まさにらぶらぶ~手書きハート

それにしても。
女王様と対等に渡り合ったミュンフン様、いつピアノを練習しているんだ~?

うってかわってプロコフィエフのコンチェルト。
これはもう真剣勝負、斬らなきゃ斬られる。
さっきまできゃっきゃっとじゃれ合ってた二人が凌ぎ合いせめぎ合い。
ミュンフン様もかかとを揃えて、足先を90度に開いた美しい立ち姿をキープ。
ディフェンスに回ります。

女王様が「来れるもんならついてきなさいよ」とつかみ、叩く鍵盤は、
さっき穏やかなおひさま色を感じさせた同じピアノとは思えない。

今まで、ソリストにお構いなしに自分たちの音楽を聴かせるオケや、
ソリストとバランスをとりつつ演奏するオケはたくさん聴きましたが、
女王様はオケの存在をまったく気にしない。思うがまま、自由奔放。
できるんだからやってるの、それがどうかして?と言わんばかり。

音符がひしめくプロコフィエフのコンチェルト、おいおいおいおい・・・
そんなことして大丈夫なのラストのそのaccel…やややや~と
スリリングな展開に焦ったのは私だけではあるまい。
しかし。ミュンフン様と桐朋学生オケは最後まで耐えました。守りました。
女王様はオケごと魔界へ連れて行きそうな迫力だったから!

私はこの曲を女王様が演奏したCDをきいたのですが、
今日の演奏の方が鋭く切れ味抜群、当然の如くスリリングで
ざっくり斬られた人はきっといる。

鳴りやまない拍手に、女王様が登場。
アンコールに2度応えての演奏はスカルラッティのソナタとショパンのマズルカ。
(私たちの日常で言うと)アイロンをかける時のように鼻歌交じりで、
とてもフツーになでるような動作で弾いているのに
音のひとつひとつに彼女の主張や解釈が感じられる、そんな演奏でした。
アンコール2曲はお得!

そしてブラームス。本来のミュンフン様が炸裂。
立ち姿からしてさっきのコンチェルトの時とは違います。
全身全霊で、というのはこういう姿。上下左右タテ横斜めの大きな動線。
特に3楽章の最初に踏み込んだ「たんっ紳士靴
というステップの音が客席に響き渡りました。
フィナーレに鳴る鳴るおけすとら。

ブラボー!の声に登場したミュンフン様は客席に向かって英語でご挨拶。
「私からのメッセージ、『あ・はっぴー・にゅーいやー』」
と、ウイーンフイルのマネ?で笑いをとったあとに
アンコールはハンガリー舞曲の1番。
最初から「えぇ~!」なテンポでとばすことったら。
その速さで最後どうすんのーと思っていたらなんなくこなしたエリート桐朋オケ!
すばらしい!
ほめ方がワンパターンですみません。それしか思いつかない。

ミュンフン様も「難曲をこなしたこの優秀なオケに拍手を!」と
(たぶん)言っていました。
このビックスターとの共演は一生の宝物ですね。うらやましい。

オケは女性が過半数、つやつや美しい弦楽器に負けないぐらい、
さらつやの黒髪、ヘアケア製品のCMに出演できるよ貴女なら、
という学生さんがたくさんでした。

あーでも。ヒップハングのパンツで上着丈の短い奏者がいて、
演奏中背中がずっと見えてたのが気になりました。わざと?

本当は来週の室内楽マラソンコンサートにも行きたかったのですが、
あいにく、その日はマンドリンフェスティバルで宮崎遠征と重なってしまい、
今年は断念したのでした。





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Last updated  May 12, 2008 03:08:25 PM
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