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カテゴリ:コンサート感想
本日、赤木りえ(フルート)アコースティックライブを聴いてきました。
フルート+アコギ2本という組合せで南米ものですよ。 会場は能楽堂、客席はおよそ580席、すごく良く響きます。 高校生以下は無料招待ということで、高校生スゥイングガールズと おぼしき制服姿がたくさん。 でも、間が悪いことに、国体が終わったばっかりだし、中間テストが始まる頃だし。 あーさて。 私はジャズライブや南米プログラム(というのか?)は初めて。 東京スカパラダイスオーケストラのライブはありますが。 あおげあおげ、あおぐあおぐ。じゃなくって あおりあおられ、あおられあおる。しかもとっても楽しそうに! さざ波のようなギターのトレモロで始まっていきなり鳥肌。 よくあんな縦横無尽にに指が回るよね~音デカイし。 そのうち指が溶けちゃうんじゃ?ちびくろサンボのトラみたいに。。。 という宮野弘紀氏と緒方裕光氏は円熟のギタリスト。 だが。小指がネックの下に隠れていることが多かったのを見逃さなかったっ☆ サルサだかボサノバだかよくわからないがとにかく無国籍ノンジャンルな 目の前で繰り広げられる「セッション」というものを ただただすげーすげーと見とれておりました。 ベースもドラムもいないのに、刻むギターでかっちり、 リズムセクションできあがっている。 「早くなると後打ちができなくなる」某団体のぎたぱにぷりーず、その爪の垢を… 赤木りえ氏のフルートは、濃密な熱帯モンスーン。 よそ行きの顔ではなく、ふっと自分の胸元や手元に音が降りてくる、 肌に触れてくるというか、つかめそうなとこに届く感じ。 ひとつとして音をはずすことなく、表情豊かなリズムと極太の音色、 身体でリズムをとりながら弾く姿、めっちゃめちゃかっこいい! ベサメムーチョや黒いオルフェ、男と女、ひまわりといったお馴染みのナンバーから、 ゴジラのテーマ、悲しい酒、佐渡おけさまでも、カリビア~ん(ほんとか?) にアレンジしてたのですが、ギターとフルートが交互にアドリブで アイコンタクトしながら魅せる聴かせる。 日本のメロディを吹く時は尺八ぽく聞かせるテクも披露。 場所が能楽堂じゃなくライブハウスで、自分の周りの客ががシルバーじゃなかったら、 きっと手拍子にノリノリで踊っていたと思うな(*^_^*) アドリブって音符にしたら真っ黒なんだろうが私だったら 「ホレ、ココから自由だで、好きにしてええ♪」 と言われた方が困る。基礎とセンスがあってこそのアドリブだよねぇ。 ラストナンバーは赤木氏の「18番中の1番(ステージ談)」の 「コーヒールンバ」でフルート吹きつつその場でジャンプするほど盛り上がり、 アンコールはぬわんとチック・コリアの「スペイン」!うっきゃー アランフェスの2楽章のメロディが出てきたと思ったら、 これって一体どんな音符の羅列になってるんだよ 弾く時どうやってタイミングを計るんだよソロならまだしも相方がいて… というメロディが何度も登場するのです。 この曲を演奏する人、それだけでチョー尊敬します。。 ステージが終わると、ふと肩こりがほぐれているのに気付きました、 ライブの相乗効果にはすばらしいものがあります ※※追記※※ 今朝のニュースで緒方拳氏の訃報を知りました。 ガンとの闘病を隠していたとも。 大好きな俳優さんだったので、とても残念です。 またひとつ時代が終わった寂しさを感じました。(王監督の引退もあったしね) 理想のタイプは?と聞かれると「鶴田浩二、緒方拳、柄本明」と答えていた私です・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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