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カテゴリ:コンサート感想
…とステージでシャウトしたのは、ばよりにすとで美食家のw葉加瀬太郎氏であります。
それはラストナンバー「情熱大陸」で客席みんなスタンディングへあおり、 イントロのリズムを刻む部分でのご当地サービスでのシャウトです。 彼らはライブの後に、たらふくお召し上がりになったことでしょう。 昨夜iichikoグランシアタで4年ぶりの葉加瀬さんのライブに行きました。 母の病状如何ではキャンセルもあり得たので、退院して晴れ晴れとグランシアタへ。 前から7列目でございますから、もふもふのヘアスタイルがよーく見えました。 こないだのジェイクしかり、葉加瀬さんしかり、弾くことが大好きで 楽しくて楽しくて…というステージ。客席もみんな笑顔だったに違いない。。 彼のトークも含むエンタテイナーぶりは年々磨きがかかっています。 関西人のDNA本領発揮。 *オープニングは「見上げてごらん夜の星を」。 そういえばこないだ「大好きな曲」だとジェイクも弾いていたなあ。 名曲はいつも輝いていて、そして胸にしみる。 この曲はいつかマンドリン合奏で弾きたいと思っている曲のひとつ。 *クライスラーの「プニャーニの主題による序奏とアレグロ」 これは私の好きなばよりんの曲ベスト5に入ります。 生演奏を聴くことがなかなかないので、マンドリンのセンセにリクエストしようかと いつも思っていた。葉加瀬さんのナマで聴けて本当に嬉しかった。 胸からじ~~んって音がしそうだった。 *葉加瀬さんは高校生の頃からブラームスに没頭していたという事実。 ばよりにすとなのに意外に地味なのだ。 今回は「ブラームスはお好き?」という特設?コーナーがあり、 音楽史からシューマン夫妻との関わりやらバイオリン作品解説まで、 彼は大好きなブラームスを熱く、結構熱く語った。。 その後、バイオリンソナタの中からアトランダムに1曲演奏する運び。 ボックスに入ったボールを自ら選び、その番号の曲を演奏するという趣向。 当地で選ばれたのは「F.A.Eソナタ(スケルッツオ)」。 わたしは「雨の歌」が聴きたかったけど。 *前半はピアノとばよりんのみのアコースティック・クラッシックステージ。 後半はそれにチェロ、コントラバス、ギター、パーカッションが加わり、 PAも大々的になります。 *ツアーメンバー。 葉加瀬さんが惚れ込んでポーランドから連れてきたピアニスト、マチェック。 当時学生だった彼に向かって「君のマネジメントについてはボクが一切責任を持つ」 って言ったんだろうなあ。 葉加瀬さんとは芸大の同級生の「陶芸科」の学生だった経歴が信じられない ブラボーなパーカッショニスト石川さん。できる人は何やってもできるってコト? 26歳、見かけは「ぽにょ」のギタリスト、マサ君。 小学生の時にクライズラー&カンパニーのステージをみて刺激を受け、 一生懸命ギターを練習、 オトナになって葉加瀬さんのライブで握手会で手紙と一緒に自分のデモテープを手渡し、 それを聴いた葉加瀬さんがビックリして「一緒にやろう!」とオファーしたそうだ。 それも大いに納得、Dreams come trueを地でいく彼の演奏はもう神 ウマイとかスゴイとかいう言葉じゃ追いつかない。 つけいる隙がない迫力と貫禄とカンペキで光輝くプレイに圧倒されました。 でも今日このメンバーでのステージがあるのは、 葉加瀬さんが渡されたデモテープをちゃんと聴いたから・・・ コントラバスの西嶋さんは今回ステージの途中でなんと、 フラットマンドリンに持ち替えて1曲弾いていました。 ひとこと言っといてくれれば、練習したのに…って違う違う。 その楽器の大きさに差がありすぎて気にならないモンなのでしょうかw ばよりんと同じメロを表情ひとつ変えずにコントラバスで弾きまくってました そして私がずーっとずーっと大好きなチェリスト柏木さん かつて、ライブ会場でソロデビューCDを買い、 ご本人と握手して舞い上がっちゃたワタクシ。 「シアワセにとろけそうな笑顔、とか、『足が地についていない』というのは 実にこういう姿」と友人を大いに納得させたのであります。 指フェチの私。 彼の白く美しい指とチェロの音色とはらりとおちる髪、 そしてその微笑みにやられてしまうのです。 彼の笑顔を独り占めの葉加瀬さんがウラヤマし。 でも、柏木さんがスノーマンのようにまん丸に成長していたらどうしよう とちょっと心配してましたが、ちゃんと以前と変わらない 色白で可愛らしい柏木さんでした。 このあふれるばかりの才能のイケメンたち。 ひとりぐらい、うちのオケに分けてほしいと切実に思いました。 *ライブを見るたびに「これ以上はないだろう」と思うのですが、 次に見た時には更にスケールとグレードがアップしている彼らはスゴイです。 「人生40年生きてきて、20歳の頃は40になった自分がバイオリンを 弾いているかどうかわかんない、自信がなかった。 実際、この年になると、いつもコンディションが万全ってわけじゃない。 けど、ボクの尊敬する兄貴、古澤巌さん、あの古澤さんですよ。 彼のようなバイオリニストでも会うたびに上手になっているんです。 その兄貴から『ハカセ~80になってもバイオリン弾いていようよ~』 って言われたら、ねえ。」 と「四十にして惑わず」宣言。 *「クラッシック」がつくから偉いとか難しいっていうのは誤解、 バレエにしても音楽にしても。 基礎はそこにあっても、その垣根を飛び越えて自分たちも楽しんでいる彼ら。 そう見えるまでの努力は並々ではないだろうし、 その精神だけでもマネしようと思ってもできない… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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