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2009.05.02
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 信濃の定額山「善光寺」、今年は7年に一度の前立本尊ご開帳の年になります。
実際は丑年と未年のご開帳ですから6年毎になり、今年は4月5日から5月一杯の期間で行われ賑わっています。本尊(一光三尊阿弥陀如来)は絶対秘仏、そのため鎌倉時代にご本尊と同じ姿の前立本尊が作られ、これも秘仏扱いで普段は宝庫に安置されていますが、丑と未年の時だけ参拝が叶うという仕掛けです。前立ちとは、ご本尊に代わって前に立つという意になります。
そんなことで今回は、前立本尊ご開帳中で信州名刹の「善光寺」ご案内です。
仁王門の阿形 仁王門 仁王門の吽形
  JR長野駅から中央通りの一本道を約30分、ゆっくり歩いて仁王門に到着です。清掃が行き届いた道々、その両沿いの洒落た店を覘き楽しみながらになりますから直の距離です。
朝早い訪問の深呼吸は新鮮な気持ちにさせてくれ、大きな形相の仁王様を過ぎると境内です。
車でしたら善光寺裏手の駐車場(500円)、近くの公共施設だと土日祝の無料開放もあります。
山門(三門)と門前市 山門(三門)の善光寺額改修された山門(三門)見学
山門(三門)は俗世間と仏道世界を分ける境界。三門は三解脱(苦しみの世界から脱出)
の意味で、涅槃(欲望・執着が消え失せた境地)に入る際の迷いから脱け出るために、
「空」・「無相」・「無作」の三つの門を潜るとされています。
  仁王門から山門(三門)までが善光寺らしい仲見世門前市、冷やかし半分で覘きます。
牛に引かれて善光寺参り」というお話、昔から伝わります。無信心で強欲な婆さんは、ある日、川で布を晒していると一頭の牛が現れて、角に布を引っ掛けて走り出します。慌てたお婆さんは夢中で追いかけ、気が付いたらそこは善光寺。牛の姿は無く、角に引っ掛けられた布は如来の厨子の前にありました。実は、布をさらった牛は善光寺如来の化身だと気付いたお婆さん、それ以来信心深くなって、西方十万億土の極楽浄土へ往生を遂げたというお話になります。
山門側から見た本堂と回向柱 ご開帳の大法要 本堂側から見た回向柱と山門
本堂の前に立つ角塔婆の「回向柱」を撫でると、仏様から直接縁をいただけます。
本堂前に並ぶ御印文頂戴をいただく行列、バスツアー客が多く2~3時間待ちのようです。
ご開帳の大法要 ご開帳記念「回向柱お守り」
善光寺は無宗教ですが、天台宗・浄土宗の山内寺院僧侶によって護持されています。
  本堂内々陣前に立つ前立本尊、その右手には金糸の綱が・・・本堂内で五色の善の綱を介して、本堂前の屋外に建つ高さ10mの回向柱に繋がっています。ですからこの柱に触れることによって、人々は善光寺如来と直接縁を結ぶ(本尊に触れる)ことが出来るという縁起になります。
訪問はご開帳初日の早朝、人々が競って回向柱を撫で撫でする真剣な光景を目にしました。
でも、フェーズ5の新型インフルエンザのお蔭で、皆が触れる回向柱に衛生上の心配の声が!
本堂参拝券 本堂内の内陣 ご朱印
遠くとも一度は詣れ善光寺 救い給うは弥陀の誓願
  善光寺のご本尊一光三尊阿弥陀如来は、日本仏教の黎明期になる飛鳥時代に、百済の国から渡来した日本最古の仏像、皇極元(642)年に京都より信州長野へ下向されています。
本堂建立を経て、白雉5(654)年以降、住職もその姿を拝むことが出来ない絶対秘仏となり、
今日でも現世の安穏と極楽往生を約束してくれる仏として、全国から厚い信仰を集めています。
戦国時代、武田・上杉両軍の信濃侵攻(5度の川中島合戦)によって、寺は兵火を被り荒廃しご本尊は流浪しますが、その保護された行き先は武田信玄とも上杉謙信ともいわれ不明のようですが、更にその後、織田信長(岐阜)、豊臣秀吉(京都)、徳川家康(尾張)の天下人の手を経て、慶長3(1588)年秀吉が没する前日に、信濃に返されたという数奇な逸話が残ります。
双眼鏡持参で堂内参拝、黒光りの前立三尊は70cm前後と以外に小さくしっかり拝見しました。
98年夏 仁王門前にて 98年夏 本堂前で 98年夏 本堂内の妻戸台を押して
11年のご無沙汰、夜の長野の居酒屋での献杯は美味しかった・・・懐古です。
  前立本尊の阿弥陀如来立像は、脇侍として右は観音菩薩、左に勢至菩薩を従えています。
専修念仏、ひたすら阿弥陀如来を信じ念仏を唱えることで、死後、西方浄土に生まれ変われるという有難い仏になります。凡夫の小生、まるっきり守り難い五戒(殺さない、盗まない、犯さない、嘘を付かない、お酒は禁物?)を精進して、これからの浮世(現世)を気長に生きたいものです。
次回は日本三大松原の、三保の松原、気比の松原、虹の松原を予定しています





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最終更新日  2009.05.02 06:28:44
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