「12人の優しい日本人」
ジンジャエール!!!昔見た作品ですが、最近また見てしまいました。三谷幸喜コメディです!くっそーおもしろーい!モトネタの「12人の怒れる男たち」は見ていなかったりするのですが・・・もしも日本に陪審員制度があったら。ある事件であつめられた12人の日本人。被告が美しい女性であったこと、また被害者である彼女の夫がロクデナシだったことから、さして事件に興味のないみなさんはあっさり無実を決める。しかし、ひとりの男の発言から、すったもんだしながら事件の本質が明らかになってゆき・・・この作品のおもしろいところは、笑える部分はもちろんなんですが、推理が楽しいです!わかりやすい単純にみえた事件が、ちょっとした一言や証言を吟味することによってどんどん深くなっていきます。事件が二転三転!優柔不断な陪審員のみなさんの意見も二転三転!うむむ・・・おもしろーい!そして2時間の映画でよくもここまでまあ12人の個性を出して一人もはずれることなくストーリーに絡ませたなあと・・・感心します。舞台はほぼ会議室だけだし。不遜なじいさんの9号陪審員(村松克己)がお気に入りです。か、かっちょい!キャストは、多分多くの人が舞台俳優さん、なのかなあ。演技が芝居チックです。でもそれが好きです。芝居する人の声と勢いが好きです。あ、あと私、及川のミッチーとトヨエツの区別がつかない人間だということが判明してしまいました・・・なんにしろ人が人を裁くということについては、なかなか答えの出ない問題だと。今日のブラックジャックもそんな話!動物を人が裁くのはいいのかとかそんな話だったけどすごく良かったです。先生の格好良さはうなぎのぼりです(意味不明)12人、後味も爽やかで良かったです~♪