我が家の一日第4回
我が家の一日第4話一人足りない。長女だ。まだ起きてこない。やっぱりか。さて、どうしようか?私は、ご飯を食べた後ご飯茶碗とおつゆ碗、箸を持って台所のテーブールを立った。流しの荒い桶にそれをぶち込んだ。冷蔵庫を開け、左手前の場所からヨーグルトの入った瓶を取り出す。このヨーグルトは、カスピ海ヨーグルトと言うらしい。女房が知り合いから菌をもらってきたものに、牛乳を継ぎ足し無くなったらまた継ぎ足しでかれこれ、10年は食べている。これを食すのは、私の日課なのである。快食快便とでも言うのか、おなかの具合がとても良い。だから欠かさず毎日続けている。おかげで我が家の牛乳代は結構なものになっているはずである。毎日二本は無くなる。ヨーグルトと一緒に牛乳も食べているからである。毎日牛乳とヨーグルトはかかしたことのない食べ物だ。おかげで体調がよい。以前私が体調を崩した時に女房がヨーグルトそれも、このヨーグルトがいいと聞き、貰ってきたものなのだ。その辺は、認めてやろうか・・・・・・・私は、足早に台所の扉を手前に開け、洗面所の脇を通り、おっ、洗濯機のタイマーは「ゼロ」になっている。誰も気づいていない。それを横目に見ながら便所の脇を通り抜けた。左に曲がると階段がある。一段また一段上がる。上がった先は、私のPCが置いてある部屋だ。まだカーテンは閉めたままだ。後で開けよー。上がりきったところを右に曲がる。扉のノブを左に回しおくがわに押す。そこは、子供たちの机が置いてある部屋である。その部屋を通り過ぎ、二枚扉を一枚開けると・・・・・・・やっぱりまだ、長女は寝ていた。ストーブも点けっぱなしだ。「こらー、いつまで寝てるおきろー」と叫ぶと、「ん~~~~~」といってやっと目を覚ます。長女は、いつものように布団から飛び上がると、自分の箪笥に向かった。上から二番目の引き出しを開け、下着を取り出す。二番目の引き出しを静かに閉じると上から三番目の引き出しを開ける。Tシャツ・パーカーを取り出すとまた静かに閉じる。今度は一番下、この箪笥は五段式の箪笥である。一番下の引き出しをさっと開けると、紺色のジーパンを取り出した。このジーパンはどうもお気に入りらしい。ほとんど毎日洗濯に行ってる以外穿いている。一番下の引き出しも閉め、今度は一番上の引き出しを開ける。そこには靴下、ハンカチ、ティッシュなどが入っている引き出しだ。そこから白い靴下と、ピンクのハンカチを取り出すと今度は「バタン」と引き出しを閉めた。それらを一緒にたんがいで、ストーブの前にやってくる。私としては、長女の着替えなど見ても・・・・と思うのだが、長女は私がいても平気で着替えをしている。ちっともおかまいなしだ。困ったものだ。つい一年前までは、一緒にお風呂に入っていたと思えば、もうそんな年になったかと思ったのに、この着替えの場は・・・・・・・・・まあ、あと何年この子と一緒にいられるかわからないが、いづれお嫁にでも行って(行けるか?)この家を去っていくのだろうか。果たして永遠にここに居つくのか?私は、長女が着替えてる間隣の私のPCの部屋へ行き、まだカーテンが閉まったままなのを思い出し、カーテンを開ける。入り口の正面にPCがある。そのすぐ上にカーテンがある。黄色いカーテンである。右から左へ開けると、朝の眩しい日差しが目に入る。今日も、いい天気だ。そしてレースのカーテンを両手で一騎に開ける。レースのカーテンと、黄色いカーテンを一緒に束ねてカーテン留めにしっかりかける。今度は、左側のカーテンを開ける。同じ黄色いカーテンだ。壁側の右側のカーテンから開ける。今度は左手で左側のカーテンを開ける。レースのカーテンと、黄色いカーテンを一緒に束ねてカーテン留めにしっかりかける。ついでに天気もいいので、窓を思いっきり開けてみる。心地よい風が気持ちよい。さてさて、長女の着替えは終わった頃だろう。私は、後ろを振り向き私の部屋を出ると、長女が着替えてる部屋の扉を開ける。すると・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづく