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バレンタインデーの熱気が、日本の気温を上げたかのように、各地から初夏のような気温が報告された。今日もまた五月晴れのような青空が広がっている。
そういえば、一昨日、新幹線から見た関が原の光景を思い出した。関が原といえば、東海道新幹線でも随一の積雪地帯で、この時期はダイヤ泣かせの日が少なくない。それが雪のゆの字も見当たらない。それどころか、隣接する伊吹山でさえも、まるで夏山を見るようである。 不覚にもその後睡魔に襲われ、富士山の様子を見ることはできなかったが、雪の帽子がさぞかし浅かったのは想像に難くない。新聞も、各地のスキー場の雪不足を伝えている。これをいきなり温暖化の影響、と短絡的に言うつもりはないが、全く影響がないとは言い切れない。 国内の温暖化ガス放出の割合は、産業分野にくれて民生分野が高くなっているのはよく知られている事実だが、環境に関心が高いといわれている人達でさえ、それを劇的に減少させるために自分達がやることを見せられると、そのコストと大変さを目の当たりにすると、尻込みするのが現実である。 人類は自ら生み出した100年に1度の経済混乱に大いに揺れ動いているが、自然の気まぐれがもたらすものは、そんな混乱さえも矮小に思えさせるほどのスケールで人類に迫ってくる。アダム・スミスは市場に「見えざる神の手」がj働くと主張したが、神はそんな世俗的なことに手を染める暇などないのでは、と思えてくる。 ま、そんなことはともかく、この初夏のような陽気も今日で終わりのようで、明日から一転、厳しい寒さが戻ってくる。週末箪笥の中で休んでいたコートやブルゾンも、また街にたくさん、戻ってくる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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