始まりました、スタジオライフ「トーマの心臓」
2006年から実に4年ぶり7回目の公演です。
初期のオスカーやユーリが次々と卒業していく中、今回もオスカーが一人卒業。いや~やっぱり卒業してしまうんですね。
個人的には曽世オスカーと山本ユーリのコンビがお気にいりだっただけに、この二人のやり取りが見れるのも最後かと思うと、気合いが入ります。
まずはGrauチームの初日.
初日からどっぷり、シュロッターベッツ。
曽世オスカーと山本ユーリの安定感はさすが。
初日にも関わらず、久々に見た山本ユーリはビジュアル的にも、表現的にも前回と変わらず、いや、前回以上に完成度が高い。優等生であるユーリの誰にも打ち明けることのできない苦悩というものがこんなにもみずみずしく演じられることに驚かされる(すでに30を超えているとは思えない)。曽世オスカーはその苦悩をしっかりと受け止めることができる、優秀オスカー。安心してユーリを任せることのできる存在。
どうなるのかと心配だった、シモン館の5人組も健在。
喧嘩しながらも和気あいあい楽しい学園生活を送る5人組の明るさが、この芝居の緊張感をいい具合に緩め、ある種の救いとなっているのだが、ちゃんとその役目を果たしている。もうすでに中堅といってもいいJr.7の吉田君とJr.8の仲原君が中堅とは思えないフレッシュさ。
客演の植田圭輔君は原作通り、小さくて小回りのきく、生意気な下級生という役回りがぴったり。もう少し時間をかけて、スタジオライフの世界観に慣れていければと期待。
初日は写真プレゼントのサービス付きでした。
曽世オスカーを見ると、過去の「トーマの心臓」が次々と思い出される
改めて、今回は曽世海司さんのオスカー卒業公演。このメンバーの組み合わせで写ることもないんだなぁと、ちょっとしんみりしてしまいました。
完全版「トーマの心臓」はこちら→
映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。
http://mini-theater.com/