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カテゴリ:疾病
薬には必ずその主作用とともに副作用がある。 それは漢方薬でも例外ではない。 近年、小柴胡湯による間質性肺炎については有名である。 数ある薬剤の中で特に副作用の強いものが、抗がん剤である。 抗がん剤の場合、その投与総量が問題となる場合がある。 その後のことも考え、患者はその治療記録を取っておくことが重要である。 元主治医の稲田さん(左)から「治療のまとめ」を手渡され、過去の治療について振り返る林さん(福岡県久留米市の久留米大病院で) 「ADR300ミリ・グラム、CPM1200ミリ・グラム......」 北九州市の林志郎さん(30)は、かつて主治医だった久留米大(福岡県久留米市)小児科助教の稲田浩子さんに呼び出され、「治療のまとめ」と書かれたA4判の用紙を3枚手渡された。 数字は、いずれも林さんが6歳から3年間の「急性リンパ性白血病」の治療で投与された抗がん剤の総量。主な治療の内容がすべて記載されている。 個人差は大きいが、アドリアマイシン(ADR)は400ミリ・グラムを超えると心機能障害が、シクロホスファミド(CPM)は1万ミリ・グラムを超えると無精子症が起きやすくなるとされる。林さんの場合はいずれも少なめですんだ。 林さんは「たくさんの強い薬を使っていたことが今になれば、よくわかります。説明を聞いて、医師が将来を心配していたことがわかりました」と話す。 小児血液腫瘍科医による「日本小児白血病リンパ腫研究グループ」(JPLSG)が作った「治療のまとめ」。患者自身が治療の記録を持ち、受診の際に見せれば、現在の症状と過去の治療の関係など正確な診断を得る参考になる。 たとえ、がん治療を受けた医療機関にずっと通っている場合でも、主治医が異動したり、カルテも5年で保管期限が切れてしまったりするため、治療から何年もたって表れる晩期合併症は、原因がなかなか特定できないこともあるという。 「まとめ」の書式作成にかかわった聖路加国際病院(東京都)小児科医長の石田也寸志さんは「患者は薬の名前や放射線治療を受けたことは覚えているが、抗がん剤なら体に入った総量、放射線なら照射した場所と量が重要。治療の相互作用で合併症も変わるので貴重な情報になる」とする。 晩期合併症に対する支援策などをまとめるため厚生労働省研究班が昨年度設置され、全国14施設が拠点となった。久留米大には、悪性リンパ腫を経験した野田直樹さん(24)が研究補助員として配属された。 「どんな支援が望ましいかは、経験者でないと分からない部分もあるはず。今後は自分たちの抱えている問題などを医療者に伝え、他の仲間にも情報提供していきたい」と話していた。 経験者自身が自覚を高めて、問題に対処し、健康に暮らしていくためにも、治療のまとめは役に立ちそうだ。 [出典:読売新聞]お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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(2015年01月05日 08時28分49秒)
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