カテゴリ:♪本の覚え書き♪
「結婚指輪を紛失!?」「腰の激痛で脚本降板!?」さらには、居酒屋での支払が……。ハプニングつづきの生活を送りつつ、大河ドラマも佳境に入る。「新選組!」の舞台裏、香取慎吾、野田秀樹、石坂浩次をはじめ、多彩な出演者たちとの交流、そして迎えた最終回の秘話とは?――朝日新聞夕刊の人気連載、ますます好調の第4弾! 「新選組!」をわりと楽しく見ていたので、三谷さんのエッセイはこの辺の裏話が多くてとっても楽しめます。 山本耕史ことトシが「新選組!」の忘年会幹事を買って出て売れっ子で多忙を極める面々を集めたというくだりは、彼の人望がうかがえて笑えました。 収録後の飲み会で八嶋こと権柳斎が酔った勢いから「山南さんが切腹した後で、局長と副長が泣いていたけど、俺はどうかと思ったね。泣くんだったら、始めから切腹なんかさせんなよ。」とまさに役になりきった発言をすると、山本ことトシが「俺はなんと言われてもいいが、局長のことを悪く言う奴は許せねえっ」と突っかかり、これはまずいと思った藤原竜也こと沖田と中村勘太郎こと平助がすかさず別室で飲んでいた香取こと近藤と小林隆こと源さんを呼びに行った。というところなんてまさにドラマのようで笑えました♪ 野沢尚さんの亡くなったころのエピソードも興味深かったです。 なくなる少し前にNHKの「川、いつか海へ」というドラマが放送されたのですが、このドラマは三谷さんと倉本聰さんと野沢尚さんによる連続ドラマで、それぞれの考え方の違いから企画が滞ったりしている様子もその後オンエアされて野沢さんの人となりを見た気がしていました。 その野沢さんの死に対しての三谷さんの言葉は、私の中でちょっと納得のいく何かを残してくれた気がしました。 そんな楽しい話も悲しい話もいやみなくするりと読ませてしまう「ありふれた生活」。まだまだ続くことを一人期待しているのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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