カテゴリ:読書
『山へ行く』
著者 萩尾望都 小学館文庫 2016年3月20日 ![]() 『山へ行く』は、日常と非日常が混じり合う瞬間を切り取った、シリーズ"ここではないどこか"連作集・第一弾。 表題作の「山へ行く」は、小説家の生方(うぶかた)の1日を描く。 「そうだ、今日は山へ行こう」・・・ある日の朝、生方)は目覚めと共にそう思い立つ。 一切の日常を後にして、取材でもなんでもなく、ただ山に行くため、彼は自転車で出発する。 F・カフカの『城』に書かれた不条理を思わせる、目的達成を阻む粘着質の障害を描いたお話。 生方は決して山へ行くことはできない。 ![]() ![]() 目 次 山へ行く 宇宙船運転免許証 駅まで∞ あなたは誰ですか くろいひつじ ビブラート 柳の木 青いドア 世界の終わりにたった1人で(前編) 世界の終わりにたった1人で(後編) ゆれる世界 春の小川 エッセイ 石飛幸治 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月26日 21時30分04秒
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