カテゴリ:訃報、消息
2022年8月8日、歌手オリビア・ニュートンジョン氏が死去したことが報じられた。享年73歳。 1974年のヒット曲「そよ風の誘惑」、映画『グリース』(1978年)のサンディ役で知られるニュートンジョン氏は、1992年に43歳のとき乳がんと診断されていた。 =「グリース」「フィジカル」、73歳 2022/08/09 時事通信 ミュージカル映画「グリース」(1978年)やヒット曲「フィジカル」(81年)で知られる歌手オリビア・ニュートンジョンさんが8日、米カリフォルニア州で死去した。73歳だった。家族がSNSで発表した。死因は不明だが、2017年に乳がんの再発を公表、翌年には脊椎への転移を明らかにしていた。 米メディアによると、英ケンブリッジ生まれ。5歳の時に家族と共に豪メルボルンに移住した。 66年に英国で歌手デビュー後、「愛の告白」(74年)で米グラミー賞最優秀レコード賞に輝いた。女優としても活躍し俳優ジョン・トラボルタさんと共演した「グリース」で世界的人気を得た。 このほか主な代表曲に「そよ風の誘惑」(75年)、「ザナドゥ」(80年)など。ニュートンジョンさんの楽曲は日本のポップ音楽にも多大な影響を与えたとされる。 15年には東日本大震災の被災地福島県で追悼公演を行い、昨年の秋の叙勲で旭日小綬章を受章した。 ― 引用終り ― 日本でも大人気だったオリビア・ニュートンジョン氏は、イルカが大好きだった。 1978年4月に2度目のソロ公演を開催する予定だった。長崎県で養殖の網を破るなどしたイルカを漁師が補殺したことに反応し、ニュートンジョン氏は日本公演を拒否する声明を発表。「イルカのようにかわいくて賢い哺乳動物を殺すことを認めるような国では歌を歌う気にはなれません」と発言した。 この発言で、漁網を破るイルカの駆除が地元の漁民の死活問題であることを知る日本人の激しい反発をかい、日本(日本国、日本人)嫌いの歌手との認識が衆知され、オリビア・ニュートンジョン氏の人気は急降下、「日本嫌いの外国人歌手」との認識が定着した。 後にニュートンジョン氏は壱岐の漁民が生きる為の手段であった事を知り、日本公演の際にイルカと人間が共存できる研究の為に千葉県の海洋生物研究所に2万ドル寄付したが、日本での人気がかつてほどに回復することはなかった。 日本のファンクラブの嘆願など、日本の関係者の努力により同年10月、来日公演は実現した。来日時、ニュートンジョン氏は記者会見し、「イルカが漁場に近づかない方法を考えてほしい」と公演の収入の一部を日本のイルカ研究の施設に寄付するなどした。 以後、名曲の数々が放送されても、そのアーティストについてマスコミで語られることが少ない人物となった。 1981年、5度目の来日。 1990年、環境親善大使として来日。 2015年、東日本大震災の被災地福島で「Pray For Fukushima」と題した追悼公演を行った。 2021年年、日本の音楽文化の発展および友好親善に寄与したとして旭日小綬章を受章。 ニュートンジョン氏は、イルカが大好きな、親日家とされている。 乳がんにより死去したオリビア・ニュートン=ジョンを偲び、『グリース』(1978)で共演したジョン・トラボルタが追悼のメッセージを寄せた。 BY ANA ESCALANTE 2022年8月9日 VOGUE オリビア・ニュートン=ジョンが8月8日(現地時間)、乳がんにより死去した。73歳だった。 グラミー賞を4度受賞し、50年にわたるキャリアを誇る彼女は俳優としても活躍し、代表作『グリース』(1978)のサンディ・オルソン役で知られる。訃報を受け、かつての共演者ジョン・トラボルタが自身のインスタグラムに追悼のメッセージを投稿。 「愛するオリヴィア、あなたは私たちの人生をとても素晴らしいものにしてくれた。あなたの影響力は計り知れない。心から愛している。いずれ再会するだろうから、またみんなで集まろう。初めて会ったときからずっと君のものだ! 君のダニー、君のジョンより」 ― 引用終り ―
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最終更新日
2022年08月10日 16時00分08秒
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