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カテゴリ:外来診療一般
さて40歳以上の20人に1人、70歳以上だと7人に1人が罹っている今や日本人の「国民病」とも言われる緑内障。
以前この緑内障について、
ところがこの緑内障という病気は、なかなか自分では気付けないんですね。それが非常にやっかいなところなのです。
今日は、どうして緑内障は自分で気付けないのか? について見ていきましょう。
それではまず 緑内障の進み方 がどのようなものなのか? を御覧戴きましょう。
まずは正常の状態から。
これが初期の緑内障になると、、、
中期の緑内障になると、、、
末期の緑内障になると、、、
でも、どうしてこんなに進行するまで自分では気付けないのでしょうか? その理由はいくつかあります。
1. 緑内障は超慢性疾患で一般的に進行が非常にゆっくりなので、 患者様にとっては「常に違和感が無い」状態のままで静かに症状が悪化してしまう。
2. 上の進行具合の写真を見てもらえば分かるように、緑内障で見えない部分は脳(スーパーコンピューター並みの力があります。)が瞬時に視野を再合成して、見えている部分と同じような色調に補正してくれる。そのためよほど進行しない限りは見え方に違和感を感じることは無い。
3. 目は2つあるので、片目の視野が欠けていてももう片方の目がそれを補ってくれる。
このように、
なので、少しでも目に心配がある方は、是非一度近くの眼科専門医を受診して下さいね。
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最終更新日
2022.04.19 17:38:38
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