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カテゴリ:外来診療一般
毎日外来診療をしていて良く頂く質問の1つに、
コンタクトレンズは何歳から使用できますか? というものがあります。 今日はこの問題について考えてみましょう。 一番よくあるパターンはそうですね、小学生のお子様の保護者の方からの質問が多いです。男の子の場合だと、「サッカーをしていて眼鏡だと動きにくいのでコンタクトにしたい。」、女の子の場合だと「美容上の理由で眼鏡をかけたくない。」などというのが主な理由ですね。 次に、質問の答えですが、「人による。」というのが結論です。ポイントは、 1. 自分でコンタクトレンズの出し入れがきちんと出来るか? 2. コンタクトレンズのケアがちゃんと出来るか? の2点になります。順番に見ていきましょう。 まず1番ですが、これは大原則です。コンタクトレンズは「高度医療機器」ですからね。我々の現場で良くあるのが、「怖くて目が開けられないので、レンズが入らない。」状況です。この場合は、出来るようになるまで何度も練習に来てもらうことになります。また「何とか自分で目にレンズを入れられるけど、今度は怖くて外せない。」というバージョンもあります。コンタクトレンズをずっと一生入れっぱなしにする訳にはいかないので、これもひたすら練習が必要です。 次に2番ですが、小学校の男の子だと厳しい場合が多いです。女の子は比較的出来る子が多い印象です。また出来ればケアが不要な1日使い捨てタイプのソフトコンタクトレンズを選ぶことも非常に良いと思います。 以上をまとめると、 小学生でもコンタクトレンズは使用できる。但し自分で適切なケアができることが前提であり、結局はその子による。 と言うのが結論となりますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.09.12 17:19:46
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