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カテゴリ:数学
凧形多面体の設計検討と工作法 前のページに載せた設計図には作り方と設計の意図が記述してありませんでしたので、順序が逆になりましたが、このページで解説いたします。 凧形24面体 正6面体構成法 正6面体の辺は12個であるから、4面を正多面体のひとつの面と見做して考えると、設計した糊代が適格に貼り合わせられるかを検討したのがこの画像です。検討試作であるので、辺をきちんと折込んで無くても良い。糊代が合っていることだけを確認したが、間違いは無かったので合格である。 この貼り合わせは割合簡単に出来た。貼り方の順序を示す必要が無いほど簡単であった。 正8面体構成法 貼り合わせの仕方を示すための画像である。 底無し正四角錐二つを、お互いに底同士を貼り合わせて作る方法です。 4箇所に糊代がある4つのブロックは、底無し四角錐の底辺に糊代が有るように貼り合わせてあります。 この図は底面の一箇所だけが貼貼り合わせてあります。 凧形60面体 正12面体構成の設計ですので、凧形の面が5個集まって一つのブロックを構成してあるので、正12面体を貼り合わせるのと全く同じ方法で作れます。12個のブロックに A から L まで符号をつけて有るので、アルファベット順に貼り合わせてゆけば、割合楽に作れます。 常に、前のブロックの糊代に次のブロックの糊代の無い辺を合わせてゆくように貼り合わせます。 こんな設計後の検討する記事を書いたことが無かったので、自分の記録としても記述してみました。 設計後に行う私の常套手段でした。 複雑な多面体のときの糊代の決定には、エラーが付きまとって、何度もこの検討を繰り返すことがあります。そのための方法として、印刷用紙は薄い紙にして、辺の折込をしなくても貼り合わせ検討が容易にできるように工夫してあります。 検討試作品は凹凸の多い物になりますが、糊代が合格している事が見られれば良いのでこれで充分間に合います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 13, 2013 12:24:05 PM
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