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カテゴリ:プリムラ
開花が遅れていたピンク花のプリムラ・ジュリアンに,ようやく花が咲きました.
これで我が家のプリムラ・ジュリアンが咲きそろった事になります. といっても,2品種4株しかありませんけど.w まだまだ花数が少なくって不恰好ですが,とりあえずこの寄せ植え(後方:シロタエギク & 中列中央:プリムラ・ジュリアンのピンク花株 & 中列左右:プリムラ・ジュリアンの黄花株 & 前列:アイビー)のディスプレイを開始っす! しっかしこのピンク花のジュリアン,年々開花時期が遅くなっています. 2006年の秋に開花株を購入したのですが,昨シーズンは1月上旬に開花し,今シーズンは2月中旬開花ですからねぇ~. 全くどうなっているのやら. 購入初年度は低温処理で開花を早めていた状態だったのでしょうけど,10月に購入してから翌年の春まで花が途切れなかったのになぁ~. まぁ~元々プリムラ(Primula)はその名前(ラテン語で『最初』を意味する『Primus』という言葉に由来)が示すように『早春に他の植物に先駆けて開花する』植物でした. すなわち,低温条件に一定期間晒されないと花芽が形成されない性質なのです. しかし『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 プリムラ』によると『近年,低温に当てる期間が短くても花芽をつける品種が多く出回るようになり…』と書いてありますし,タキイ種苗のジュリアンの説明ページには『夏越しした株の状態、その地域の最低気温が10℃を下回る時期により、12月中旬から1月中旬までの開花となります。』と書いてあります. 『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 プリムラ』 すなわち,最近の品種なら早春どころか冬期(遅くても半ば)には咲き始める筈なのです. 実際黄花株(単植)は晩秋から開花しています. にもかかわらずピンク花株の開花がここまで遅れたのは,たまたま『昔ながらの性質が色濃く残っている株』を購入してしまっていたという事なのでしょう. もし地球温暖化の影響だけで開花が遅れたのであれば,黄花株(単植)もそんなに早くから開花しなかったでしょうからねぇ~. 以前からジュリアンを早期開花させたいと考えてネットで検索していたのですが,見つかるのは『早期に低温処理する方法』だけ. そんなの,専用の冷蔵庫でも購入しないと実現無理っす~! なんとかピンク花株も早期開花させたいと思い続けてきましたが,来シーズンは『低温に当てる期間が短くても花芽をつける品種』を新たに購入して入れ替えた方が賢い気がしてきました. どうせ今の焼き杉鉢は金属部分が錆びて寿命が近いですし,寄せ植えを作り直すのに良いタイミングでしょう. 現存のピンク花株は廃棄せず,単植にしてしまえば良い訳ですしねぇ~. その方がストレス(=寄せ植えのディスプレイを開始できずイライラ)を感じずに済みます. 但し鉢(オシャレな素焼きor駄温系の鉢)を購入する必要がありますけど.w ただ問題は,『低温に当てる期間が短くても花芽をつける品種(株)』をどうやって入手するかという事です. 販売されているジュリアンの苗のタグには,そんな事書いていないと思いますし…. 『タキイ種苗』の『F1ジュリアーノシリーズ』は極早生種って事ですけど,他にもハッキリ早生を謳っている品種ってありませんかね? 『サカタのタネ』は『ポリアンタ』だけで『ジュリアン』を販売していないみたいだし…. 『ポニー』や『クイック』という品種も早生のようですが,私は現物を見た事がありません(タグ無しで販売されていて気が付かないだけでしょうけどw). とりあえず9月に店頭に並ぶ早出しの苗が早生品種だと判断して購入するしか無いのかなぁ~. でも『NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月 プリムラ』には『10月になってから店頭に並ぶ苗を購入した方が良い』ってな事が書かれています. 早出し苗は涼しい高山で栽培されていた物なので,販売の為にまだ暑い時期に平地に下ろされると,株が急激な温度変化に耐えられず,最悪の場合枯死してしまう事があるそうなのです. しかしそうなると前出の品種を通販で購入するくらいしか思いつかないわけですが,園芸店で買うより間違いなく苗の値段が高いですし,送料がかかるので割高です. 一体どうしたものか…. さて,今回寄せ植えのディスプレイを開始した事によってディスプレイ場所を奪われた『単植にしている黄花株』ですが(上の写真の右奥に写っています),相変わらず見事に満開状態をキープしてくれています. 現在(2009/2/21) 約1ヶ月前(2009/1/25) 2ヶ月前(2008/12/20) う~ん,アリガタヤ,アリガタヤ.w これなら寄せ植えと入れ替えなかった方が良かったかな? 一寸目立たない場所でのディスプレイになってしまいましたが,(昨シーズンのように)途中で調子を崩すことなく,晩春までこのまま頑張ってもらいたいっす! ------ プリムラ・ジュリアンのその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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