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テーマ:体当たり園芸(680)
カテゴリ:プリムラ
約3週間前(2009/2/21)にディスプレイを開始したプリムラ・ジュリアンがメインの寄せ植え(プリムラ・ジュリアン3株+シロタエギク2株+アイビー)ですが,10日ほど前からピンク花株が満開となり見頃を迎えております.
早くから開花していた左右の黄花株よりも,開花が遅れた中央のピンク花株の方が調子が良い様に思えるのですが気のせいですかね? まぁ~黄花株もまだまだ花が残っていますし,このままディスプレイさせて構わないでしょう. 問題は手前に垂らしたアイビーがだらしなく伸びて密生していない事です. ただアイビーは全て昨年挿し木で増やした株であり,定植から十分な期間が経過していなので仕方ありません. とりあえず今後の事を考えて軽く切り戻しておきました. そろそろのアイビーの生長が本格化する時期ですので,来シーズンはもう少し見栄えが良くなっているでしょう. さて一方,この寄せ植えのディスプレイを開始するまで一時的に飾っていた黄花株の単植鉢ですが,困った事に昨年と同じ症状が発生してしまいました. 花茎や葉が『くたぁ~』と萎びだしたのです. そこで1週間前(2009/3/9)に,『開花中の花』&『少しでも傷んでいる古葉』を全てカットしました. 1週間前(2009/3/9) 約3週間前(2009/2/21) おかげで3週間前と比べると同じ株とは思えない状態に.w 昨年は『根腐れ』or『肥料焼け』を疑い,施肥を控えたり植え替えを実施したりしたのですが,今年は素焼き系の鉢に植えてありますし(昨年は釉薬がかかった化粧鉢を使用),施肥も過剰には行っておりませんので(ハイポネックス原液の1000倍希釈液を隔週),それらが不調の原因とは考えられません. ハイポネックス原液 そうなると別に原因が存在する事になります. その原因を取り除く事ができれば,この株を再びディスプレイさせることも可能でしょうし,来年以降にこんな状態にせずに済みます. しかし所詮素人の私に考えられる事なんて高が知れています. だって私が思いついた原因は『気温の上昇』だけなのですから…. 実は昨年も今年も調子が悪くなり始めたのは,最高気温が15℃を上回る日が増えだしてからなのです(気象庁の『過去の気象データ検索』で確認). でも単に気温が上がった事が原因なら,他の株(寄せ植えの株)も調子を崩していないといけません. しかし実際に萎れだした株は単植の株だけです. 従って『単植の株』と『寄せ植えの株』の違いを考える必要があります. でも幾ら考えても『いつから満開になったか』という事ぐらいしか差が思いつかないのですよねぇ~(黄花株の内,単植株は昨年末から満開&寄せ植え株は先月から満開). 以上の事から 1. 満開の状態が長く続く 2. 葉や蕾に直射日光が当たらない 3. 新たに生えてくる葉が陰葉(大きく薄い葉)になる & 花茎が徒長する 4. 徒長していない古い花から順に枯れる 5. 葉に直射日光が当たりだす&気温が上がる 6. 陰葉は蒸散量が多いので株が水分不足になる 7. 陰葉が萎れ,徒長した花茎が蕾の重さで倒れる というストーリーくらいしか考えられません. (3)の時点では,『徒長した花茎』も『徒長していない古い花』に支えられる格好になって倒れる事が無いのでしょう. そこで今後この株を復活させるためには ・ 徒長した花茎をカットする ・ 陰葉をカットする ・ 日向で育てる という手順を踏めば良いのではないかと考えたのです. そこで先週末に花茎と葉を更にカットし,我が家で最も日当たりが良い場所に出して様子を見る事に致しました. 果たして一ヵ月後に再びディスプレイできる状態になっているかなぁ~. どうなるか判りませんが,チョット期待しているっす! ただ問題は,来年どうするかなのですよぉ~. もし不調の原因が今回考えた通りなら,絶対に防ぎ様が無いわけで…. 早期に出た蕾を全てカットしていたら,ディスプレイしたい時期(冬季)に使えなくなってしまいます. 面倒臭いですが,『早期ディスプレイ用』と『後期ディスプレイ用(早春まで蕾を除去)』の2株を用意して,ローテーションで飾るしかないのかな? ------ プリムラ・ジュリアンのその後の様子はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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