myお笑い
酸欠寸前のロシアンジョークメルマガ『内定への一言』2006.12.19号より~CIAがあるアメリカ人にロシア語、ロシア文化、歴史、風俗、習慣の全てを教え込み、スパイに仕立て上げた。訓練は完璧で、誰が聞いても彼のロシア語はネイティブ以上であり、何を聞かれても問題ないほどのスパイに育った。だが彼は、任務を前にして、シェレメチェボ空港でKGBに逮捕されてしまった。彼は黒人だった…。~■クレムリンの「赤の広場」にて。ある酔っ払いが「フルシチョフはバカだ!」と叫んで走り回っていた。すぐにKGBがやって来て、酔っ払いを逮捕した。その罪状は「国家機密漏洩罪」だった。☆「国家元首侮辱罪」じゃないんですねぇ…。■夫が妻に悩みを相談していた。夫 「妻よ聞いておくれ」妻 「一体どうしたの?」夫 「アレックス(息子)の奴、テストでいい点を取ったら金をやることにして以来、最高点ばかり取って来るんだが、実際のところ、どうだと思う?」妻 「ああ、それならあの子、パパに習って半分のお金を先生に渡してるって言ってたわよ」☆親は子供の鏡なり…。■モスクワのあるレストランにて。「ウェイター、これはコーヒーかい?それとも紅茶かい?」「違いが分からないのでありますか?」「わからんね」「では、問題ないではありませんか」☆共産圏では、似たような話が多いですね。■モスクワのある工場で、3人の男が逮捕された。一人目の労働者は、出勤時間に10分遅刻した。「サボタージュの容疑」だった。二人目の労働者は、出勤時間より10分早く工場に着いた。「スパイの容疑」だった。三人目の労働者は、定刻通り出勤した。「西側の腕時計を所持している容疑」だった。☆つまりは、みんな収容所行きってことなんですね。■日本と韓国双方が領有権を主張する島があった。所属を確認すべく、日本人と韓国人が「第三国の地図」を見ることになり、ソ連の地図を見た。その島は日本領でもなければ韓国領でもなく、「ソ連領」と表記されていた。☆Vladivostokは「東方を占領せよ」という意味だとか…。■モスクワの、とあるテレビ局にて。中央スタジオに、あのカール・マルクスが訪ねてきた。彼の願いは、「ソビエトの労働者に呼びかけたいから、一分間でいい。時間をくれ」ということだった。ディレクターはマルクスの過去の功績から、十秒だけ発言を許した。「万国のプロレタリアート諸君!」マルクスは興奮を抑えきれずに叫んだ。「すまなかった、私を許してくれ!」☆わが日本のテレビにも、ぜひ登場してもらいたいところです。■モスクワのある本屋にて。お客 「時刻表を探しているんだが」店員 「ああ、それなら、フィクションのコーナーです」ほどなく、もう一人のお客がやってきた。お客 「マルクスやレーニンの本はどこかね」店員 「一番左の一番奥にある、幻想文学のコーナーです」☆ロシアの店員さんも、案外親切なようです。■モスクワ大学経済学部の試験にて。問 「資本主義はいかなる状態にあるのか、回答せよ」答 「絶滅のふちに立っています」問 「よろしい。では次に、共産主義はいかなる状態か、回答せよ」答 「資本主義より、一歩進んだところにある社会です」☆日本の国立大学でも、こんな問題を出したらいいのに。■「プラウダ」と「人民日報」の共通点を述べよ。「正しいのは日付だけ」☆一党独裁、選挙なしで「全国人民代表大会」ですからね。■ソ連の高校で、教師が生徒に質問した。教師 「アメリカについて知っていることを述べよ」生徒 「帝国主義で異民族は抑圧され、犯罪と汚職が横行する国です」教師 「では、経済面で知っていることを述べよ」生徒 「失業と貧困の巣窟であります」教師 「よろしい。では最後に、わが国の経済計画について述べよ」生徒 「まずアメリカに追いつくことであります」☆これぞ、教育の成果…。■天気予報で「シベリアの気温は-45度」と聞いた男。心配になって、収容所にいる友人に電話をかけた。男 「おい、お前のとこ、ひどい寒さだってな」友 「そうでもない。-20度から25度くらいだ」男 「でもテレビでは、-45度って言ってたぞ」友 「ああ、確かに外はそのくらいだ」☆1,000万人の無賃労働はスターリン最大の発明だそうです。■ソ連の高校の社会科のテストにて。問 「キリスト教と社会主義の共通点は何か?」答 「キリスト教は清貧を説き、社会主義はこれを実行した」☆なぜ…?その答えは次をどうぞ。■マルクスは科学者だったろうか?いや違う。なぜ?科学者だったら、社会主義をまず豚で実験しただろう。☆社会科学と自然科学の違いは「実験できるかどうか」ですからね。■社会主義の六つの奇跡とは?1.失業はないが、働いている者もいない。2.働いている者はいないが、全ての者が給料を貰っている。3.全ての者が給料を貰っているが、それでは何も買うことができない。4.何も買うことができないが、誰もが何でも持っている。5.誰もが何でも持っているが、全ての者が不満を持っている。6.全ての者が不満を持っているが、選挙では体制側に票が入る。☆実に見事な回答です。■息子がエリツィンに尋ねた。息子 「お父さん。酔っぱらうってどういうことなの?」大統領 「そうだな。例えばそこにグラスが2つあるだろう。それが4つに見えたら、酔っぱらっているということなんだよ」息子 「でもお父さん。グラスは1つしかないんだけど」☆橋本元首相の歓迎式典でも酔っ払ってました、そういえば。 ■ソ連とアメリカの「言論の自由」の違いとは。ブレジネフ 「わがソ連では、憲法によって言論の自由を保障している」ケネディ 「わが合衆国では、発言した後の身の安全も保障している」☆言った後が大事なんですねぇ。■モスクワの高校にて。問 「資本主義とは何か」答 「富の不平等な分配である」問 「社会主義とは何か」答 「貧困の平等な分配である」☆わが日本の高校生より頭がいいかもしれません。■ブッシュが神に尋ねた。ブッシュ 「おお主よ、アメリカ国民はいつ幸せになれるのでしょうか」神 「100年後だ」これを聞くと、ブッシュは泣きながら走り去った。プーチンが神に尋ねた。プーチン 「おお主よ、ロシア国民はいつ幸せになれるのでしょうか」これを聞くと、神は泣きながら走り去った。☆KGB出身の大統領ということですからね。■モスクワの小学校にて。教師 「西側のおとぎ話の特徴は?」生徒 「むかしむかし、で始まります」教師 「では、わがソ連のおとぎ話の特徴は?」生徒 「やがていつかは、で始まります」☆さすが、子供はよく見てますね。■「フルシチョフ書記長暗殺未遂事件」の容疑者となったイワン。警察 「それにしてもだらしない男だな。あの近距離から射ち損なうとは」イワン 「だって、私がピストルを抜いた途端、周りの連中が飛びかかってきたんです」 警察 「人民が書記長を救ったんだな」イワン 「いいえ。みんな口々に、おれにやらせろ、おれにピストルをよこせ、おれがやる!ってわめくので、射ち損ねたんです」☆そういう理由なら仕方ない。■ブレジネフ曰く。「わが国にジョークなど必要無い。なぜなら、わが国の存在自体がジョークだからである。」☆書記長、日本の義務教育もジョークですぞ。■フィンランドからソ連を訪れた旅行者が、夜のモスクワで道にできた穴に足を取られ転んだ。フィンランド人はソ連の警察に言った。「わがフィンランドでは、こういう危険な場所には赤い旗を立てて注意を促している」 警察は言った。「あなたは、国境を越える時に赤旗を見なかったのですか?」☆そういう意味だったんですね…。■社会科の授業で、生徒が先生に質問した。生徒 「民主主義と社会主義の違いを教えてください」先生 「簡単に言えば、椅子と電気椅子の違いのようなものだ」☆さすが先生。■天国のドアで、ある老人が神の審判を受けていた。番人 「お前の父親は生前何をしていた?」老人 「実業家でした」番人 「ふん、資本家か。で、母親は?」老人 「商人の娘でした」番人 「プチ・ブルジョワだな。で、お前の職業は?」老人 「著述業です」番人 「どうせ資本家の提灯持ちだろ?で、お前の嫁は?」老人 「貴族の娘でした」番人 「おまえのような者は天国に入れぬ。して、お前の名前は?」老人 「カール・マルクスです」☆空想から幻想へ…。■モスクワ大学文学部の授業にて。教授 「ソ連の作家とフランスの作家との違いは?」学生 「フランスの作家は牢屋に入った後、ベストセラーを書きます」教授 「して、わがソ連は?」学生 「ベストセラーを書いた後、牢屋に入ります」☆この順番の違いのために、人類は争ってきたわけです。■ブレジネフ書記長が誘拐され、犯人から脅迫状が届いた。「すぐに身代金を1000万ルーブル払え。でないと、ブレジネフを生かして帰すぞ」クレムリンはすぐさま言われた額を用意した。☆共産圏では人質の概念も逆のようです。■中ソ紛争勃発。役人 「閣下、大変です!毛沢東が核ミサイルを持って攻めてきました」フルシチョフ 「安心しろ。あのミサイルはわが国の技術で作ってある」☆さすが、謀略の国。■アメリカに先駆け、月面着陸に成功したソ連の学校。先生 「わがソ連は世界無敵だ。次は火星にだって行けるぞ」生徒 「先生、その前に質問があります」先生 「なんだ。言ってみよ」生徒 「僕たちがドイツに行けるのは、いつになるのでしょうか」先生 「慌てるな。社会主義には段階的な成長が必要だ」☆ロケットは飛ばせても、トイレの水漏れが直せないのが共産圏。■ソ連の高校の理科の授業にて。問 「スプートニク号の仕組みを簡潔に述べよ」答 「チェコのウラン、ドイツの技術、ソ連の犬によって出来ています」☆なんだか、どこかの国のミサイルのようでもあります。■ソ連の学生がワシントンでアメリカ人に自慢した。アメリカ人 「俺の国では、ホワイトハウスの前でケネディの悪口を言っても、逮捕されないんだぜ」ロシア人 「ふん、俺の国でも、クレムリン宮殿の前でケネディの悪口を言ったって、逮捕されないんだぜ」☆どうも、前提がかみ合ってないようです。■ニューヨーク発モスクワ行きの飛行機での機内放送。「皆様、当機は間もなくシェレメチェボ空港に着陸します。現地との時差は、50年と1時間です」☆この正確さ、有り難い。以上、少しだけご紹介しました。