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2012.07.06
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綾辻行人『水車館の殺人』
~講談社文庫、1992年~


 『十角館の殺人』に次ぐ、館シリーズ第二作です。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 岡山県北部の人里離れた場所に建つ、水車館。有名な画家、藤沼一成の子、紀一が、事故にあった後に建て、一成の絵が飾られたその館で、1985年、凄惨な事件が起こった。
 一成の絵のマニアである4人の客が、一成の命日に招かれ、絵を鑑賞する。4人は、幻の絵を見たいというが、それを紀一は頑なに拒んでいた。
 また、その年には、一成の弟子である元画家も滞在していた。
 4人の客が訪れた日、家政婦がバルコニーから落ちて死亡した。
 さらにその夜、回廊に飾られていた絵が盗まれ、一人の男が不可解な失踪を遂げていた。
 そして翌朝、暖炉から、バラバラ死体が発見される。
 失踪を遂げた男が全ての犯人だと目されていたが、彼の友人でもあった島田潔は疑問を抱き、事件の翌年、水車館を訪れる。
 その日は、例年の客たちが集まる日であった。
 過去の事件を検討するなか、さらなる事件が起こり…。
ーーー

 私にとって、はじめて読んだ綾辻さんの作品です。
 横溝正史さんの作品でミステリを読み始め、横溝さんの次に読んだ作家が、綾辻さんです。それから、森博嗣さんや有栖川有栖さんを読み始め、どんどんいろんな作家のミステリに挑戦しはじめた、という意味でも、思い出深い一冊です。
 10年ぶりくらいに読んでみて、「私」の一人称ですすめられる重たい雰囲気のなか、島田潔さんが発する飄々とした雰囲気がアクセントとなっていて、面白いなぁと思いながら読みました。もっとも、この手のシリーズものでは、探偵が登場すると、途端に読みやすくなるのですが…。
 メイントリックは覚えていましたが、細かい部分ではいろいろ忘れているところもあり、謎解きも楽しく読みました。また、覚えているメイントリックの部分では、伏線の張り方も楽しめました。





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Last updated  2012.07.06 20:15:02
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