山形の社長 交替進まず高齢化深刻
帝国データバンク山形支店がまとめた14年の「社長分析調査」では、平均婦負例は過去最高の60.4歳。社長交代率は3.57%で前年から微減。出身は日大がトップで17.1%であり、女性比率6.4%は過去最高、など。河北新報は今朝紙記事にしているが、TDB山形支店が毎年行っているもので今年は4月下旬にリリースしたようだ。支店によって出ているところとそうでないところがある。宮城県の社長分析は聞いたことがないから、TDBが毎年全国規模で分析している際に、各県レベルのデータに分析評価を付して出している支店が固定しているのだろう。いずれにしても、地域版を出してくれるのは良いことだ。社長交代率は長期的に低下の傾向にあり、全国平均3.83と比べても低い。山形は事業継承が遅れていると分析されている。高齢化も関係があろう。大学別は、日大357人がダントツ。以下、山形大88、明大81、東北学院大76、と続く。なお、全国データでは、もちろん日大22,582がトップ、続いて慶應11,703と早稲田10,993が双璧をなし、以下、明治、中央、法大、近大と続く。さて、女性比率6.4%だが、過去最高とはいえ決していまだ高い水準とは言えない。少子高齢化のもと女性人材活躍が重要であり、女性が活躍できる環境が整えばもっと伸びるはず、と分析されている。下記の記事に書いたように、TDBの全国データでは、7.4%だったはずだ。山形は全国40位。たしかに、低い。もっとも、全国1位の青森は、女性の積極的進出というよりやむを得ず未亡人が跡を継いだという「後継者不足」の表れと分析されていた。■関連する過去の記事 女性社長の多い青森と岩手(2015年4月9日) 社長輩出率トップの山形県(2012年11月24日)