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テーマ:路線バス(284)
カテゴリ:バス
久しぶりに過去ネタ写真を引っ張り出してみました。この間忙しく、新たな取材ができていないので、過去ネタで記事を埋めようと思います。しばらく続くと思います。 各地で「交通局」「交通部」といった地方公営企業が運行する路線バスが消えています。岐阜市では2005年3月末限りで岐阜市交通事業部が廃止になり、路線バス事業は名鉄系の岐阜乗合自動車(岐阜バス)が引き継ぎました。同市での路線バスは当時、市営バス、岐阜バス、名古屋鉄道の3社の路線が入り乱れて走っている状態で、外来者には非常に分かりづらいという問題を抱えていました。 いよいよ岐阜市営バスもなくなり、名鉄バスも撤退して岐阜バス1社体制になるというときに、市営バスのお名残乗車をするために足しげく岐阜に通いました。1日乗車券を買って何回かに分けてほぼ大半の系統に乗りました。早朝だけしか走っていない系統や学生輸送系統は乗るのは困難なので断念しましたが。 岐阜県内に車体メーカーの川崎重工がある関係で、大多数の車両がいすゞ製シャーシ、川崎製ボデーでした。最末期は上の写真の「いすゞキュービック」が標準でした。 狭隘路線など特殊な路線用に中型車も入っていましたが、こちらは日産ディーゼル製シャーシ、富士重工製ボデーを採用していました(下の写真)。屋根上の広告枠も岐阜名物でした。 下の写真は岐阜の街のど真ん中にそびえる山を貫くトンネル、鶯谷トンネルの東口で待ち構えて撮った一枚。「岩戸入舟線」といわれる系統で日産ディーゼル製の中型車が使われていました。 2005年3月末日は、岐阜県で走っていた名鉄の600V路線が全廃された日でもあります。名実とも、岐阜市近郊のローカル輸送が岐阜バスに一本化された日でもあります。 その岐阜バスでも行政からの補助なしでは維持できない路線をいくつも抱えています。 バスは公共交通の最後の“命綱”。通院、買い物など住民の日常生活を支える重要なライフラインでもあります。 私が旅先で路線バスにこだわる理由はここにあります。そこに住んでいる人々の日常の世界をこの目で確認したいと思うからです。宿の送迎車やタクシー、レンタカーに頼るのは邪道とまでは言いませんが、いわば最終手段ですね。クルマでしか行けないところは仕方ありません。もはや私にはバス停から何時間もかけて歩く気合も体力もありません。学生時代は駅やバス停から1時間程度の歩きは平気でやっていましたけどね。 路線バスの現在・未来 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.09 23:57:24
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