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テーマ:温泉について(1627)
カテゴリ:温泉
岐阜県郡上市ひるがの高原の「牧歌の里」で1湯入って「さあ、どうしようか」と思案。もう1湯くらい入れる時間がありました。まっすぐ戻るのは面白くないので、まだ通ったことがない「中部縦貫自動車道・油坂トンネル」を通って福井県に抜けようと車を走らせました。東海北陸自動車道を白鳥インターで下りるとすぐに中部縦貫道に入れます。自動車専用道路ですが通行料は無料。よくある「ぼったくりトンネル」でないので好感が持てます。それにしてもまあ、空いていること。渋滞知らずですな。巨大な高架橋を見て「金かかっているんだろうな」と思いながら進みました。
九頭竜ダム posted by (C)喜多山栄 福井県に入ると湖が見えてきます。九頭竜湖です。巨大なロックフィルダムと水力発電所が見えてきました。豪雪地帯らしく道路のところどころにスノーシェッド(雪覆い)がかけられています。「九頭竜湖」というとJR越美北線の終点の駅名ですが、駅は湖の近くにはなく30分近く車で走った旧和泉村(現在は合併して大野市)の中心部にありました。 目指した場所は雑誌「温泉博士」11月号に掲載されている「美山森林温泉みらくる亭」。ところが、前まで来て昼間の入浴受付時刻が15:00までであることが判明。雑誌の記事をよく読んでおくべきでした。仕方がないので、近隣の未湯へ向かうことにしました。車で30分ほどのところに「ラポーゼかわだ」(福井県鯖江市上河内町19-37-2)があることが分かったので、ナビをセット。無事に到着しました。北陸自動車道鯖江インターから東へ約10キロの場所です。「ラポーゼ」とはフランス語で「一休みする」とか「やすらぐ」という意味だそうです。 ラポーゼかわだ posted by (C)喜多山栄 500円払って中に入ります。ここは「鯖江市農林業体験実習館」という学習施設でもあり、宿泊施設も備えています。宿泊棟の廊下を矢印に従って進んでいくと浴室があります。浴室の入口に変わった張り紙が。問「おう、温泉の色なくなったんではないか」答「県の条例改正により、全温浴施設に対して、内風呂に濾過機の設置を義務付けるようになりました」とのこと。条例改正ですか…。 ラポーゼかわだ 温泉ろ過を知らせる張り紙 posted by (C)喜多山栄 浴場は大きな内湯と露天風呂。なるほど、内湯は濾過循環でほとんど無色透明。露天風呂の湯は加熱かけ流しで薄い黄色に色づいています。1200メートル掘削で、源泉温32.3℃の含硫黄・ナトリウム・カルシウム‐炭酸水素塩・硫酸塩で毎分260リットル動力揚湯とのこと。硫黄臭は加熱で飛んでいましたが、かけ流しの露天風呂の湯を口に含むと薄い塩味と独特の薬味を感じます。旧泉質名でいうと「重曹芒硝泉」になります。 到着したのは17:00少し前。もう日没です。湯から上がったら外は真っ暗でした。山道を走るのは嫌なので、素直に北陸自動車道鯖江インターに向かって米原経由で名古屋へ帰りました。途中で30分食事休憩を取ったので、約2時間半の道のりでした。 ラポーゼ かわだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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