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テーマ:鉄道雑談(1519)
カテゴリ:バス
名鉄吉良吉田駅は上りホーム(名古屋方面)が扇形になっていて扇の開いたところに駅舎があります。カーブして北に延びるホームは西尾線(新安城方面)ホームですが、西側へまっすぐ伸びるホームは、かつてこの駅から2004年3月限りで廃止された三河線(吉良吉田~碧南)が分岐していたころの名残です。三河線ホームと一部の線路は現在でも残り、側線のように使われているようです。しかし、線路は途中で途切れ、草むらの中に埋もれています。
吉良吉田駅 碧南方面 posted by (C)喜多山栄 私は吉良吉田駅の改札(有人)を出て、駅前にある三河線を代替した「ふれんどバス」の乗り場へ向かいました。同バスは旧三河線沿線の碧南市、西尾市、一色町、吉良町の2市2町からなる協議会が運営。実際の運行は蒲郡市内で路線バス「サンライズバス」を運行する名鉄東部観光バスが受託しています。車両もサンライズバスと同じ白地に打ち上げ花火の模様が描かれた三菱製の中型ロングボデーのノンステップ車です。前面と側面には「ふれんどバス」と書かれた差し込み式のサボが着いています。これを差し替えれば「サンライズバス」としても使えるわけです。 ふれんどバス 吉良吉田駅にて posted by (C)喜多山栄 吉良吉田で乗った乗客は私を含めて5人。私のほかは地元のお年寄りでした。途中で高校生が数名乗ってきました。満員には程遠い世界で「うーん」とうならざるを得ませんでした。 この「ふれんどバス」の特徴は運賃体系。大人全線1乗車均一200円ですが、18歳未満は100円。圧倒的多数の交通機関で中学生以上が大人運賃となる中、18歳以上としているということは高校生の利用を期待してのことでしょう。 車窓からは矢作古川にかかっている鉄橋や、寺津の高架橋など三河線の遺構を目にすることもできました。 終点、碧南駅では折り返しのバスを待つ高校生たちが待っていました。こちらは相当人数がいて、20人くらいでした。お年寄りと高校生というローカルバスの典型例を見ているようでした。 碧南駅 posted by (C)喜多山栄 碧南駅は立派な駅舎を持つ終着駅ですが、無人。きっぷ売り場の窓口も板でふさがれ、横に自動券売機とインターホン、テレビカメラがあるのみでした。ここは駅集中管理システムが導入されている駅で自動改札機や自動精算機も設置されています。 やってきた折り返しの知立行き電車は4両編成。始発から各車両に乗客が乗っており、廃止になった「末端区間」との落差の激しさを実感しました。 名鉄三河線(DVD) ◆20%OFF! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.02 10:55:34
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