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テーマ:鉄道雑談(1511)
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名鉄三河線は愛知県豊田市の猿投(さなげ)駅から同碧南市の碧南まで39.8キロの路線ですが、名古屋本線と接続する知立駅を境に「海線」(碧南方面)と「山線」(猿投方面)に運転系統が分かれています。
猿投駅1 posted by (C)喜多山栄 かつては海線、山線双方ともさらに先まで路線を持ち、海線は西尾・蒲郡線と接続する吉良吉田まで、山線は西中金まで行っていましたが、双方とも2004年3月末限りで廃止されました。廃止された末端区間は晩年は電気運転をやめてレールバスによる運行でした。 猿投駅はレールバスとの接続駅でした。1時間に1本、レールバス(キハ20、30)が知立方面からのお客を乗せて走っていました。 末端区間が廃止された今でも、線路跡は残っており「終着駅」の風情ではありません。島式ホーム1面2線で構内踏切を渡って駅舎に出ます。車両基地があるため、広い構内を持っています。 猿投駅2 posted by (C)喜多山栄 駅周辺は住宅密集地。タクシーが乗り入れる小さな駅前広場がありますが、廃止された山線末端区間代替の「とよたおいでんバス・さなげ足助線」(浄水駅~百年草)の乗り場は道路を渡ったところにある路上バス停。乗り換えるときは要注意です。 豊田市は「平成の大合併」で市域が非常に広くなり、かつ山間部を抱えているので近年、市主導でコミュニティバスの路線が徐々にではありますが、整備されてきています。もともと名鉄バスのエリアでしたが、かなり早い時期に撤退して旧町村が廃止代替バスを運行していました。 生活交通としてのバスは必要不可欠なものです。でも、私たちのように名古屋から足を運ぶ観光客はどうしても自家用車使用になってしまうんですね。クルマを使わないと行けない所、不便なところが多すぎますよね。地球温暖化問題が大きく取り上げられている昨今、安易にクルマに頼らないライフスタイルを探求したいものですが、染み付いてしまった習慣はなかなか変えられません。いけませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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