活字と植物メンテ、クラシックの日々

＜オホーツク＞


情熱ねっぷう吹きまくっています。。。


オホーツク地方というのは
日本の北のはずれであることは
誰でも知っている。
しかし・・・
道南の私の出身地よりも
ずっとずっと高い気温になることがよくある。
真冬はマイナス２０℃、３０℃だというのに。

南から北海道内に空気を送り込む気圧配置が続き、
その上にオホーツク海側のフェーン現象が加わると
ここは３０℃前後になってしまうのだ。

昨日は北見市で全国一の３４．２℃だったそうだ。
北見市議会が開会中だった。
冷房がない会場では暑さでたまらず
（いまだに冷房のない公共施設は道内に数多い）、
議長さんが
“クールビズ！”
を宣言したらしい。

いきなり、流行のクールビズ！？
会場はどんなふうだったのだろう。
おもむろに脱ぐ方がいらっしゃったと思うし、
「ちょっと今日は・・・」
なんて恥ずかしそうにしながら
でもやっぱり暑さに勝てず
脱いでしまう方もいただろう。
それから、
「ネクタイは私のポリシー！」
なんて、やせ我慢して脱がない方も？

これをきっかけに、オホーツクでも
“クールビズ”がもっと普及するかな？


この辺りでは
ここしばらく、風が強い。
その風は生暖かい。
熱風が吹きまくっているのだ。

国道沿いに、１メートル以上に伸びた
雑草の群れ。
熱風にあおられ続け、
最近は緑色がなんだか色褪せてきたよう。
車を走らせていると、
「お疲れ～」
なんて声をかけたくなってしまう。


酪農家の皆さんは
この暑い時に忙しい。
充分に成長した牧草を機械で次々刈ってゆき、
そのあと、別の機械で牧草ロールづくり。
ところどころ緑色の牧草ロールが
だだっ広い敷地にポコポコ生まれる。
そして、そのままの状態で数日間、天日干しなのだ。

雨よ、降ってくれるな。
これは今度やってくる冬の保存食。
きちんと乾燥させてから、あとで専用のビニールで包むのである。


私も再び、庭作業に取りかかりたいのだが、
「もうちょっと涼しくなってから」
「涼しくなってから」
と言いわけを続け、
またもや延び延びになってしまいそう。


ああ、暑い。。。。

しかし、私よりも、毛皮のある小動物の方が辛そうだ。
昼間、両手を思いっきり伸ばして
止まり木に脱力ポーズで引っかかり、
その態勢で寝ようとしている。
ときどきバランスくずして下に落ちる。

あーあ、そんなやじろべえみたいなポーズを
続けなくたっていいのに。。。
下にある寝床は暑いから、入りたくないらしいが。。。


＜２００５．６執筆＞