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カテゴリ:山野草
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて6年8カ月、連載は連続2,400回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[10]】はユリ科の植物です。第7回は、ユリ科のカタクリの花です。(2014年4月1日撮影)。
☆カタクリは、北海道・本州・四国・九州の平地から山地の落葉樹林に自生するユリ科カタクリ属の多年草です。(2015年3月28日撮影)。 ☆カタクリの長楕円形の葉には、暗紫色の模様がありますが、地域によっては模様がないものもあるそうです。(2015年3月28日撮影)。 ☆カタクリの花期は、4~6月です。カタクリの花のつくりは、6枚の花被片(外花被片3枚と内花被片3枚)、6本の雄蕊、1本の雌蕊です。(2018年3月24日撮影)。 ☆6枚の花被片を裏側から見ると、内花被片には明確な2本のスジが見えます。(2018年3月24日撮影)。 ☆6枚の花被片を下側から見ると、内花被片・外花被片ともにW字状の濃紫色の斑紋があります。(2015年3月28日撮影)。 ☆6本の雄蕊は、長短2種が3本ずつあり葯は暗紫色です。写真を見ると、雄蕊は長いものと短いものがあるのがわかります。長い雄蕊の葯が先に成熟して裂開するそうです。雌蕊の花柱の先端は、3つに分かれています。(2018年3月24日撮影)。 ☆カタクリの果実です。果実には3室あり、その中に種子ができるそうです。カタクリの種子は長さ2ミリほどの長楕円形で、5月に種が落ちるそうです。(2012年5月6日撮影)。 ☆カタクリ(片栗)の名は、カタクリの花が「傾いた籠状の花」の意味から「カタカゴ」とよばれ、この「カタカゴ」が「カタコ」→「カタコユリ」→「カタクリ」になった説、カタクリの葉の形が栗の子葉に似ていることから「片栗」となった説があるそうです。(2013年4月1日撮影) ☆カタクリの花言葉は、「初恋」「寂しさに耐える」「消極的」などだそうです。花が下向きに咲いている姿から付けられたのでしょうか。(2016年3月25日撮影)。 ☆カタクリの生活史について、紹介したことがあります。カタクリは、種が落ちて7~8年目、地表から20~25センチの深さで鱗茎が5~6センチの大きさになった時に、2枚の葉が出て花茎を伸ばして開花します。 ◎カタクリの生活史(2017年4月26日)。 http://plaza.rakuten.co.jp/okada1952/diary/20170426/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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