“夢”とは、“友”とは。グリフィスが語った言葉
「ベルセルク」 三浦健太郎/白泉社 男にとって大事なものは何かと聞かれグリフィスは答える誰のためでもない自分が、、、、自分自身のために成す夢です。世界の覇者を夢見る者ただ一本の剣を鍛え上げることに一生を捧げる者。一人で一生をかけて探求して行く夢もあれば嵐のように他の何千何万の夢を喰らい潰す夢もあります。身分や階級、、、生い立ちに係わりなくそれが叶おうと叶うまいと人は夢に恋焦がれます。夢に支えられ夢に苦しみ夢に生かされ夢に殺されるそして夢に見捨てられた後でもそれは心の奥でくすぶり続ける、、、たぶん死の間際まで。そんな一生を男なら一度は思い描くはずです。“夢”という名の神の殉教者としての一生を、、、生まれてしまったからしかたなくただ生きる、、、そんな生き方俺には耐えられない。彼らは、、優秀な部下です何度も一緒に死線を超えてきた私の思い描く夢のためにその身をゆだねてくれる大切な仲間、、、でも、私にとって友とは違います決して人の夢にすがったりはしない誰に強いられることもなく自分の生きるわけは自らが定め進んでいく者そしてその夢を踏みにじるものがあれば全身全霊をかけて立ち向かう、、、たとえそれが私自身であっても、、、私にとっては、“友”とはそんな“対等の者”だと思っています。