初めて目にした「形代(かたしろ)」
今日、実家に遊びに行った折に、なにげに部屋の中を見ると、人の形に切った白い紙がポンッ!と置いてありました。こ、これはぁぁぁぁ! 人形(ひとかた)ではないのかえ!ちなみに人形(あるいは形代とも呼ばれるのですが)とは、この紙で体を撫でて、体の穢れや災いを紙に移したりするものです。地方によっては、節分の時に形代に穢れや厄を移して、最後にお炊き上げをしたりするんですよね。それが何故実家にポンッ!とあったかと言うと、6月30日に「茅の輪くぐり」というのが神社であって、その時に各家庭がこの形代と奉納金を神社に納めるんだそうです。でしょうね~。ビックリしたよ!まさか、呪いの為じゃないかと、疑いました。「茅の輪くぐり」。。。私の近くでもあります。水無月祭と呼ばれるものです。荒神神社があって、荒神さんは火の神様だから、三歳までの子を連れて、茅の輪をくぐると、一年間、火の災害から逃れられるようです。でも、人形の話は知らないなぁ。土地によって微妙に祭祀の仕方が違うのかな。この荒神神社。250mくらいの山頂にあるのですが、その山の麓に川が流れてて、昔その川にヌシの大蛇がいたんですよ。(今でもいるって説もありますけど・・・)その蛇が渦を作って、体を螺旋に巻きながら天に昇っていったんですって!(誰か見たのか?)龍になったんですね。その途中に脱皮した皮が岩となって荒神山の中腹あたりにあるのです。通称へび岩。(マジで!)昔からの風習や言い伝えは、今の生活には関係ないようにも思えますが、まだまだ、私達の生活に密接に関わってるんですよね。その川にはヌシがいるので、安易に近寄ってはいけないと、お年寄りの方は今も仰います。後世に守り伝える事も大切だなと、最近、富みに思いますね。もう、年なのかなぁ。