テーマ:特撮について喋ろう♪(4371)
カテゴリ:怪獣秘宝館
70年代前半の第二期怪獣ブーム(変身ブーム)の作品のひとつ
「サンダーマスク」は手塚治虫がコミカライズした(原作ではない)ということで非常に有名でありながら何故かDVD化されない作品です。 さて今回の本題は「サンダーマスク発狂」です。なんて危険なタイトルなんでしょうか。 しかしサンダーマスクが本当に発狂するわけでなく 最初から最後までシンナーマンが一人でらりっているだけなんですけどね。 場面は公園。昼日中、シンナーを吸って必要以上にトリップして騒いでいる若者たち。(あまりこんなことはないと思うけど・・)そんな彼らを美人婦警がパトカーでシンナー中毒を治すと称して連行するも婦警の正体は魔王デカンダで・・。 「 シンナーに侵された狂った人間の脳味噌がお前には何より必要なのだ。吸うがよい、食べるがよい」 シンナー中毒の若者たちは シンナー漬けの脳味噌をシンナーマンによってチュウチュウ吸われてしまうのでした・・。 このときのシンナーマンが頭に刺すのがコントみたいな巨大なストローで全然怖くない・・・。いろいろと極めて不自然な展開を経てサンダーマスクはシンナーマンと脳味交換手術をされてしまいます。なんの意味があるのかはよくわかりません。 婦警デカンダの「まあ、きれいこれがサンダー星人の脳味噌なのですね」というセリフもいかがなものかと思うのですが手術が3秒で終わるところがまたすごい。 でこのあと町に出たシンナーマンの脳味噌の入った命光一はうーうーとうなりながら ごみばこを蹴り道行く女につかみかかりラーメンの出前をひっくり返す・・わけですが・・・・。 一方デカンダは光一の脳の入ったシンナーマンに襲われ「しまったあ」と間抜けさ全開です。 いろいろあってシンナーマンと光一の脳は元通り(やはり3秒)。 シンナーマンはこれまで食べたシンナー脳味噌の力で巨大化します(なんだかなあ)。 支離滅裂にシンナーガスを吐き散らすシンナーマンの攻撃は シンナー中毒の怪獣がまともな攻撃できるわけないよなあなわけで巨大な脳がサンダーシュートでぱっくりわれるというイヤな結末に。 飛び散った脳を執拗に焼くサンダーマスクの姿に 「人類は自分で自分を滅ぼすようなシンンナーをあやまってついかってはならない。それは人類自らが魔王デカンダに味方することのいなるのだ・・・。」 シンナーとデカンダの因果関係がよくわからないナレーションの流れる中フェイドアウトしてゆきます。 サンダーマスクと怪獣の脳と替えるという意味不明の展開と手がかかるわりに ただのシンナー中毒で役に立たないシンナーマンの姿が泣かせる困ったお話なのでした・・。でもかなり面白いですね・・いろんな意味で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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