怪獣亭非日常

「旅」を終えた士がたどり着いた世界、そこは本当に士の世界なのか？
ディケイド第二幕の開幕。
平成ライダーの9つの世界をリメイクする試みを終えようやくディケイドの世界が始まる・・はずなのだが何故か音也がいて、ネガティブライダー達が殺戮を繰り広げ、そして本当の人間がいない世界。

・リュウガ、オーガ、ダークカブト、ダークキバの最強クラスの「ネガ」なライダー
・悪い冗談のようなあるいは青春小説のネタのような退学クラブ
・人間のいない世界

今一人登場するオルタナティブを加えて登場するのはライダーの「影」たち。
ややオーガは異なるが555に対抗する王たるライダーということで（木場のネガティブな心が・・というこじつけでもいいが）。

悪い冗談・・平成のライダーでしばしばみられる笑うべきかどうか処遇に困る自虐的にすら感じられるアクの強いギャグ描写の数々。

鏡の中のモンスター、流星塾の生徒を襲うオルフェノク、擬態するワーム、人のライフエナジーを吸うファンガイア・・・。

以上からわかる通り今回の話、井上敏樹本人による井上敏樹ライダーの総括かとも思える要素が満載されているのだ。
あとは北條から草加、桐矢、名護さん（初期の）まで連なるイヤな人物が出れば完璧なのだが。

次回は「八つ墓村」の多治見要蔵と見紛うような風体（？）のてんこもりディケイド新フォームが登場・・・色々危機感を覚えつつ色々と留保したまま・・次回へ・・大丈夫、大丈夫だよね。