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2009.04.26
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カテゴリ:父の麦わら帽子
スカンポ2 50年以上前の、この季節の子どもの楽しみは、サイシンゴを採りに行くことだった。
「サイシンゴ」とは、イタドリのことだが、大人も子どもも、みんなサイシンゴと言っていた。

学校から帰ると、ランドセルを放り出し、切った新聞紙の中に塩を一掴みいれ、友だちと家の前、100mくらいの山に行く。
スカンポ 山の裾には、あちこちからサイシンゴが芽を出していた。

なるべく、若くて美味しそうなサイシンゴを競ってを採った。

中が空洞になっているサイシンゴは、採る時、ポコンという美味しそうな音がした。
皮を剥いて、持ってきた塩をつけて食べた。
サイシンゴのすっぱさを少しでも緩和するために塩は、必要だった。

美味しいのから採るのかといわれればそれは違う。
当時の子どもたちは、今のように、おやつなどなかった。
自分で手に入れるしか・・・。

だからサイシンゴは、春の子どものおやつだったのだ。

食べるのに飽きると、サイシンゴで水車を作った。

サイシンゴを適当に切って、両脇に切れ目を入れ、
真ん中に空洞に木の枝をいれ。
水の中につけ、しばらくすると、切れ目が反り返る。
そして、流れの中でクルクル廻った。

サイシンゴは美味しいものではなかったが、見つける喜び、採る時の喜び、水車遊びの喜び、そして春が来た喜びの植物だ。
近場で見つけることの出来なくなった今、私は小さな庭にサイシンゴを植えている。
そのサイシンゴが今年も芽を出している。

サイシンゴ=イタドリ
イタドリ(虎杖、痛取 Fallopia japonica)とは、タデ科の多年生植物。
別名スカンポ又はイタンポ(茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから、スイバをスカンポと呼ぶ地方も多い)。
茎は中空で多数の節があり、その構造はやや竹に似ている。三角状の葉を交互につけ、特に若いうちは葉に赤い斑紋が出る。

若い茎は柔らかく、山菜として食べられる。
茎や葉が分かれる前の、タケノコのような姿のものを折って採取し、皮をむいて使用する。
生でも食べられ、かつては子供が道草途中に囓っていた。
有機酸を多く含むため酸味がある。

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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★4月26日*父の麦わら帽子:目次*
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Last updated  2009.04.29 13:05:50
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