テーマ:国内旅行について(2480)
カテゴリ:国内旅行
松本清張の「砂の器」で有名な亀嵩に前々から行きたいと思っていたが、先日やっと行くことが出来た。
島根県・亀嵩は、広島県、岡山県、鳥取県の県境に近い中国山地にある。 本来なら■木次(きすき)線■に乗って、木次駅から備後落合までを往復するつもりだったが、 乗る予約を入れていた、11月3日(火)は寒波で積雪、あきらめ、翌日、車で亀嵩に。 巡礼親子の父親が、汽車で隔離施設に連れて行かれ、親子の別れのあった亀嵩駅。 駅はあの頃のままで、駅員のいた場所は蕎麦屋になっていた。 それ以外、土産物屋もなんにもない町だ。 昔は、駅前には、小間物屋や豆腐屋くらいはあったのかも知れないが・・・。 亀嵩駅の蕎麦屋さんには、5~6人の客がいて、繁盛していた。 無人のホームに出ても電車は、日に数本しかないので閑散としている。 故郷の石川県を追われるように出て親子で巡礼をしながらここまで辿りついたのかと思うと、涙が出そうになった。 それにしても、亀嵩の駐在所で巡査をしていた三木は、なぜ、わざわざ、東京で成功をした、かつての貧しい少年を訪ねたのだろうか? かつての少年、和賀英良(秀夫)は、音楽家として大成していた。 少年の頃の心の傷は、成功してもなお傷跡として残っている。 そして彼は傷跡を誰にも気づかれたくないと恐れていたのに・・・。 そういうと夫は、 「三木元巡査は、いい人で、過去を暴こうと思ったわけではないんやで」と言う。 そりゃあ、三木元巡査はいい人だっただろう。 ただ、鈍感なだけだ。 しかしその鈍感さが和賀英良(秀夫)を殺人にまで追いやったのだ。 今回は、木次(きすき)線の電車に乗れなかったので、線路沿いに車で走った。 前日(3日)に降った雪がところどころに残って、これからの季節が厳しいことを知る。 しかし平野部よりも一足早い、紅葉は、たっぷりと楽しめた。 しかし、カメラの具合が・・・。 _| ̄|○ 次回は木次(きすき)線で亀嵩駅を通ろう。 事件は昭和46年6月国鉄蒲田操車場内の殺人事件から始まる。 「東北弁のカメダ」という言葉を手がかりに、警視庁刑事・今西と蒲田署・吉村は執拗に犯人を追う。 クライマックス部の、警視庁会議室、コンサート会場、父と子の放浪の3つの場面のカットバックによる構成はあまりにも有名。 橋本忍・山田洋次共同脚本コンビによる、松本清張原作社会派サスペンスの最高傑作。 ■「砂の器」を歩く■ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★11月7日*昔語り:永訣の朝/トリビアの井戸:おくどさんの語源* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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