テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:映画
まだ見ぬあなたへ インドのムンバイ。 お昼どきになると、弁当配達人“ダッバーワーラー”が慌ただしくオフィス街を巡り、お弁当を配って歩いている。 主婦イラ(ニムラト・カウル)はある日、冷え切った夫の愛情を取り戻そうと、腕を振るって作った4段重ねのお弁当を、ダッバーワーラーに預ける。 ところがそのお弁当は、なぜか見ず知らずの保険会社の会計係サージャン(イルファン・カーン)の元へ届けられてしまう。 妻に先立たれて独り暮らしのサージャンは、故郷のナーシクヘ隠居しようと、早期退職を控えていた。 近所の食堂に頼んでいる平凡な仕出し弁当が彼の昼食のはずだったが、その日はいつもと違ってとても美味しいものだった。 やがて、夕方になると弁当箱が帰ってくる。 中が空になったことを知ったイラは作戦成功と喜んだものの、帰宅した夫との会話から、弁当が誤って見知らぬ誰かに配達されていたことに気付く。 だが、イラはその謎を解くため、そのまま翌日も弁当をダッバーワーラーに預ける。 中にちょっとした手紙を添えて。 それに気づいたサージャンも、食べ終わった弁当箱に短いメモを残すようになり、弁当箱を介して2人の交流が始まる。 インドのお弁当文化って、本当に面白い! それぞれの家をまわって、弁当を集める人がいて、それぞれの仕事場に配る人がいる。 その人のことを「ダッバーワーラー」という。 弁当配達人を意味する。 家庭の台所から出来たてのお弁当を集荷してオフィスに届けるという ムンバイに実在する弁当配達サービスに携わる人々を指す。 5千人のダッバーワーラーが一日20万個のお弁当を手に往復しているわけだが ハーバード大学の分析によると、誤配送の確率はたったの「600万分の一」。 なしに等しいのだ。 その600万分の一に当たった、男女の物語。 心に隙間のあいた2人は、いつしか手紙を通して気持ちが通じ合う間柄に・・・。 それにしても、おかずがいっぱいのお弁当。 食べる方はいいけれど、作る方は大変。 っていうか、自分は働きに行かないのだろうか? オフィスの人もほとんどが男性。 映画に出てくる女性の家族はインドでも、洗練された方だと思う。 家の作りや服なども、思い描くようなインド的ではなかった。 それなのに、彼女は、専業主婦。 まだまだ女性の地位は低い。 ヒロインのキッチンの吊り戸棚が気になって仕方がなかった。 インテリアの本などで見るが、映画で見たのは、はじめて。 ■インドのオフィスでは、基本、ノーネクタイだった。 日本もそうすればいいのに・・・。 ■「人は間違った電車でも正しい場所に着く」という言葉。 「間違った相手と結婚したとしても、いつか本当に相手と巡り合う」 みたいな意味か。 ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.23 10:07:52
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