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2017.02.26
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テーマ:愛しき人へ(908)
カテゴリ:父の麦わら帽子
 私の子どもの頃、現金収入を得るためにうちでは母が時々、働きに出ていた。
うちの家の前の■ふーちゃん■も母と同じく働きにいく主婦だ。
二人は、早朝に家を出て、■レンガ工場■に行った。
「自転車で風をきって行ったら、手が冷とうなってな・・・。
どうしても途中で焚火にあたらにゃぁいけん。」と母は、言っていた。
続いて母は言った。
「ふうちゃんの自転車にゃぁ、ハンドルカバーがついとるから、いいんじゃあ。
私の自転車にゃぁ、ハンドルカバーがついてないもん。」
いつも陽気で明るい母も、あまりの朝の寒さについ泣き言を言ったのだった。
 ハンドルカバーは、自転車のハンドルに覆いをして防寒対策としたものだ。
昔はあったものに、最近、防寒のための自転車のハンドルカバーを見ない。

母は、自転車のハンドルカバーがどんなに欲しかったことだろう。
しかし、自分の働いたお金は、私たち子どもの食べ物と学校の費用に消えた。
ハンドルカバーどころか、自転車も伯父の家から借りているものだった。

私が子どもの頃の冬は今よりももっと寒かったような気がする。
暖房といえば、炬燵と火鉢くらいだし、着るものも今のようにコートやフードなども、私の周りにはなかった。
母は懸命に働きに行き、ほんの少しだが、お金を稼いだ。
父は、せっせと木を伐りに行き、薪を作った。

そのおかげで私は、心豊かな子ども時代を過ごすことができた。
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Last updated  2017.03.15 23:38:15
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Re:昔語り:ハンドルカバー(02/26)   maki5417 さん
私は高校生の時は、3年間下駄で通っていました。
雨や雪の時もです。
靴下もはいたことがなかったです。

なぜ?
答えは、登山部員だったからです。 (2017.02.26 12:40:07)

Re[1]:昔語り:ハンドルカバー(02/26)   天地はるな さん
maki5417さん
>私は高校生の時は、3年間下駄で通っていました。
>雨や雪の時もです。
>靴下もはいたことがなかったです。

>なぜ?
>答えは、登山部員だったからです。
-----
これを書いたのは、2月の寒い日でした。
今、真夏のニュージーランドに
いるので変な感じです。
冬に裸足とは スゴイ。
(2017.02.26 13:41:35)

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maki5417@ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 香炉峰の雪 雪のいと高う降りたるを、例…
天地 はるな@ Re[1]:大河ドラマ「光る君へ」と百人一首(03/04) maki5417さんへ 「源氏物語の女君」私も…

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