テーマ:大阪・大阪人(88)
カテゴリ:八百八橋散歩
船場は河川と人工の堀川に囲まれた(囲まれていた)四角形の地域であり、範囲は 東端 - 東横堀川 (阪神高速1号環状線南行き) 西端 - 西横堀川 (阪神高速1号環状線北行き。1962年埋立) 南端 - 長堀川 (長堀通。1964年埋立) 北端 - 土佐堀川 の東西1km、南北2km。 江戸時代の町組の名残で、本町通の北を北船場(きたせんば)、本町通の南を南船場(みなみせんば)と呼び分けることもある。 東は上町、南は島之内、西は下船場、北は中之島に接する。 語源については、牧村史陽編 『大阪ことば事典』 講談社、1979年、385-386頁に以下の説が挙げられている。 しばしば戦争があった場所で、「戦場」と呼ばれた。 大坂城の馬を洗った場所で、「洗馬」と呼ばれた。 砂浜であったため「砂場(さば)」と呼ばれ、これが転訛して「センバ」となった。 古代は船着き場であって、着船場の「着」の字を省いて「船場」となった。 ◎高麗橋(こうらいばし)通 - 2005年5月まで堺筋に面して三越大阪店があった。 伏見町(ふしみまち)通 - 芝川ビルが有名。 ■みをつくし料理帖■の主人公、澪の幼馴染、野江は、高麗橋の近くのいとさんという設定。 ◎道修町通 - 武田薬品や塩野義製薬をはじめとする製薬会社のオフィスが集中する、日本を代表する薬品街。 神農(しんのう)さんとして知られる 少彦名(すくなひこな)神社があり、11月22日から23日の神農祭にあたっては賑わいを見せる。 境内には春琴抄の碑が、隣接してくすりの道修町資料館がある。 ■小西家住宅■も道修町にある。 ◎平野町(ひらのまち)通 - イトーキ資料館、湯木美術館があるほか、 御堂筋に面してガスビル(大阪ガス本社)が、堺筋に面して 生駒ビルヂングがある。 生駒ビルヂングは、生駒時計店のビルとして1930年に竣工した。 大阪建築界の重鎮・宗兵蔵の事務所による設計で、スクラッチタイル張りのアール・デコスタイル。 東面の時計台の下の出窓と丸窓は振り子を模したもの。 ◎船場の筋◎ ◎三休橋筋 - 栴檀木橋(せんだんのきばし)筋とも呼ばれる。 大阪市の道路整備計画により歩道幅が確保され、大阪ガスなどから寄贈されたガス灯が並び、風情のある景観となっている。 船場ビルディングは三休橋筋拡張を機に大正14年10月(1925年)に竣工致しました。 当時、オフィスと住宅をあわせもつ大変にユニークで革新的なビルとして注目を集め、 同時に船場という所柄、 装飾性のみでなく、トラックや荷馬車などを引き込むのに便利な機能性を重んじた設計が大きな特徴となっています。 ■北浜レトロビルヂング ■も ■カフェ五感■ も、船場にあるレトロ建物だ。 ◎写真の多くは7月15日に行われたまち歩きの会に参加した時のもの。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.11 00:09:07
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