テーマ:映画館で観た映画(8362)
カテゴリ:映画
愛か狂気か。 郵便配達人ジョゼフ・ルーラン(クリス・オダウド)の息子アルマン(ダグラス・ブース)は、パリ宛の 一通の手紙を託される。 それは父の友人で自殺した画家ゴッホ(ロベルト・グラチーク)が、彼の弟テオに書いたものだった。 アルマンはテオの消息をたどり、彼の死を知るが、それと同時にある疑問が募る。 ゴッホの死の本当の原因とは? そして、この手紙を本当に受け取るべき人間はどこにいるのか? アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞を受賞したサスペンス。 ゴッホの絵画をモチーフに俳優が演じた映像を油絵で描き、全編動く油絵で構成された長編アニメーション。 ゴッホの「夜のカフェテラス」が動く! 「タンギー爺さん」が動きしゃべる! 「オーヴェールの教会」も! 「ひまわり」で有名なゴッホのタッチで多くの画家が描いたゴッホの画が動き物語が進んでいく。 ゴッホの「夜のカフェテラス」の夜の青と星や光の黄色。 「タンギー爺さん」の爺さんの服の青と黄色がかった背景・・・。 気をつけて見るとなんと青と黄色が多いのだろう。 ■黄色系と青色系の対比が美しい効果を生んでいる。■ これまで、ゴッホの絵はあまり好きではなかったけれど、今回の映画を見て、好きになった。 「ゴッホ~最後の手紙~」で、真実を求めてゴッホと関わりのある人を探すのは、アルマン。 《郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン》という作品のモデルになった男の息子だ。 見知らぬ土地に暮らし始めた彼にとって、ジョゼフ・ルーランはモデルとなってくれる数少ない友人だったという。 彼の肖像画は現在6点残されているが、本展で展示されるのは《郵便配達人 ジョゼフ・ルーラン》。 また、ゴッホは彼だけでなく、妻のオーギュスティーヌ、長男アルマン、次男カミーユ、赤ん坊の末娘マルセルらも描いており、その総数は20点以上。 このことからも彼のルーラン一家への親愛の情が感じられる。 ゴッホを経済的に援助してくれた弟は、兄の後を追うように亡くなったのでテオの妻が ゴッホの手紙を集めて出版するということを映画の中で言っていた。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.14 10:50:46
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