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カテゴリ:とほほ日記
みゅーはこの3連休は、名古屋市市営の公園で休日返上でお仕事していました。
7日、8日は台風のようなすごい強風で陳列した商品が飛ばされてしまい大変でしたが、最終日の9日はとても穏やかな日和になりました。 今年の秋祭りのメイン商品は子供に人気のムシキングです。 元気なちびっ子がたくさん見に来てくれました。 大好きなヘラクレス大カブトをおねだりし、大切に抱えて嬉しそうに帰っていく親子連れは見ていてほほえましい限りでしたが、中には「おや?」と首を傾げたくなる親子が二組いました。 何種類ものカブトムシやクワガタムシの特徴や名前を覚えるのは、私や社長(74歳)では困難を極めます。 お客様から陳列してあるムシキングを「これは何というカブトムシですか?」と聞かれてもしどろもどろで困っていると、大概近くにいるちびっ子が、「それはアトラス大カブトだよ。」などと助け舟を出してくれます。 そんなちびっ子の中に、ずば抜けて名前を知っていたひときわ通な男の子がいました。 社長が男の子に声をかけました。 「ぼく、すごいねえ。全部名前が分かるの?」 「うん。」男の子は照れて笑いました。 すると、隣にいたその子のお父さんがこういいました。 「おい、お前。全部の名前がいえたら、どれでも好きなやつ、タダでくれるってさ。」 「!」 男の子から笑顔が消え、真剣に名前を言い始めました。 「アトラス、ギアス、グランドシロカブト、ネプチューン、ヘラクレス、コーカサス・・・・」 それを見つめる私たちからも笑顔が消えていたに違いありません。だって、名前が全部いえたらタダであげるなんて一言も言っていないのですから。 結局マイナーなクワガタの名前が分からず、その親子は何も買わずに立ち去っていきましたが、男の子の目は悔しさで涙ぐんでいました。 「リベンジしたい・・・・。」 「今度な。ほら行くぞ!」 もし次には全部言えたとしても、その子にだけ特別にタダであげることはやはり出来ません。きっと男の子の心を傷つけてしまうでしょう。 せめて、お父さんがただでもらえるなんて口からでまかせを言わないで 「名前が全部いえたら、お父さんが好きなやつ買ってやるよ。」と言ってくれていればと悲しく思いました。 別の男の子は、遊びに熱中している間に陳列してあった別の商品を壊してしまいました。 バキッ! すごい音がして私とその子のお母さんが同時に振り向きました。 お母さんにすごい形相でにらまれた男の子はムシキングを持ったまま硬直しています。 私が「ぼく。ダメだよ、商品を壊したら。」と声をかけるとその子のお母さんがこう言いました。 「あほか、お前は!いったい何をやっとるんだ!」 そう男の子を怒鳴りつけると、謝りもせず、また男の子に謝らせもせず立ち去ってしまいました。 なぜ、母親は男の子に謝りなさいと促すことが出来なかったのでしょうか。 そして自らも子供の罪を詫びようとしなかったのでしょうか。 せめてごめんなさいと一言言ってくれていたら。 やりきれない悲しい思いが残りました。 角質を取って赤ちゃん肌に♪ 今年はこれでブーツを脱いでも臭わない!? ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月13日 23時55分07秒
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