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カテゴリ:きものの作り方
着物に使われる柄は様々。
草花に代表されるも、小道具や四季に関わる風物など沢山あり過ぎて、紹介しようとすれば何年もかかることでしょう。 そこから、少しではありますが気になる柄から紹介を始めていきたいと思います。 今日は「源氏香」 源氏物語と直接の関係はないのですが、聞香での一種の遊びである「組香」にその名を利用したものです。 五種の聞香でその香りの異同を当てる図を書き記したものが「源氏香」という訳です。 正式の組香「源氏香」では五種の聞香当てを五回行なってその当たった数を競うのです。 宇治で良く行なわれる茶歌舞伎と良く似ています。 つまり、一回目の聞香と三回目が同じ香、二回目四回目五回目が同じ香だと「匂宮」になる訳です。 組香の席では折り畳んだ和紙にこの「匂宮」と書き入れます。 縦五本の組み合わせですが、四つの聞香を競う「系図香」や三つの聞香を競う「三種香」が有り、それぞれ縦棒の頭を結ぶ形で表現しています。 この源氏香を素材にした友禅に使われる「源氏香」の草稿図案の一部です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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