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ギリシャの哲学者でプラトンという人がいます。
師はソクラテス、弟子がアリストテレスと言うのですから凄い人である事は間違いありません。 そのプラトンが当時の政治制度が民主主義であったにも拘らず、師のソクラテスが衆愚政治に寄る裁判で死刑になった事から考え出した思想が「哲人政治」という概念です。 大衆に迎合する政治、或は単純な言葉で煽動する政治、例えば先の小泉政治もその一例だと思います。 現代の理性的な国民でも彼には振り回されました。 劇場でスポットライトを一身に浴びた演者が渾身の演説をして聴衆を集団催眠に掛けたのが彼のヒトラーです。 つまり大衆は極めて人間的で上手くやれば、簡単に流されてしまう傾向があると言う事。 民主主義は衆愚政治に繋がる危険性を常に持っていると言う事です。 プラトンはそんな民主主義に危機感を抱いて哲人政治を考えました。 つまり、学問に秀で乍ら道徳的に秀でた人が政治を行うという考え方です。 しかし、もし、こんな政治が行われたら危険極まり無いのは明白、何故ならそんな哲人に該当する人が居ないから。 プラトンも実際にそんな政治を目指して努力しましたが実現はしていません。 しかし、参考になる事があります。 哲人とまでは言えませんが、政治家として凄い能力を持った人達が居ます。 それは現在の中国の政治家。 日本にとって手強い相手ですが、彼らの能力は並外れています。 とても日本の政治家では相手にならない凄さを持っています。 それは何故か。 選挙が無いからと言われています。 政治家は選挙のふるいに掛けられて残った者だけが参加出来るシステム。 これが無ければ大半のエネルギーを政治そのものについやする事が出来るのです。 政治家は先ず並外れた学問的知識、知恵を持たねばならないのは当たり前ですが、次ぎに国や国民の幸せを第一に考える清心さが前提となります。 そしてもう一つが「腹」 決断力或は戦い抜く覚悟、清濁あわせ飲む度量等を含む「腹」 この三つが揃って初めて政治家と言えるのではないでしょうか。 プラトンの言う「哲人」はこんな人。 この三つが揃っている政治家が我が国にいるのかと言えば寂しい思いしかありません。 政治家として期待した小沢さんはタダの選挙屋だったし、若手の政治家は知識と清心さだけ持った評論家でしかなかったのが分かったこの頃です。 次の世代に良い政治家を作らないと日本は沈没します。 制度として良い政治家を生むシステムが構築されなければなりません。 良いアイディアなんて無いでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
日本は選挙のための政治であり、政治家は一つの職種のなっていますね!政治は本来ボランティアであるべきです。政治家は名誉職。日本でも選挙がないに等しい村や町や市が沢山あります。東京都知事選も同じようなもの!?
(2010年04月23日 22時16分15秒)
ジャイアント浜田さん、今晩は。
昔は名誉職で良かったですね。 しかし、今は世の中を動かす軸になっています。 この軸が頼りなくふらついているとまともに回転しません。 この地球がふらついているのはまともな政治家が少なすぎるからです。 今の政治家の顔を見て威厳のある人は皆無です。 何とかしなくてはいけません。 (2010年04月24日 20時06分41秒)
人間中心主義から変わればいいだけですぜ
高度な計算能力と論理的思考力を持ったAIに政治を一任すれば 万事解決というだけの話でしょう 政治的経済的な変化は重要視するくせして 科学的な変化は小さな目でしか見ようとしないのは不思議ですね本当 もっとテクノロジーを信じてみませんか? (2017年11月15日 12時36分50秒) |