最近の西葛西@2010年7月7日
行きつけのレストランがある。駅から徒歩三分。スパゲティとハウスワインのグラスを一杯頼んで、1400円くらいのお手頃な店。今までは、インド系の人が外人としては目立っていた。けど今夜は、ラテン系の母子連れが一組、中国語で会話してる6人の家族連れが一組、日本語で話してるカップルが一組、それから奥にもう一組いた。しばらくして、その奥のもう一組も、中国語で話してる人達の知り合いらしく、中国語の人だと判明した。自分を含めて、禁煙スペースにいた、13人の内、日本人は3人。ちょっと笑えた。ある休日、自宅の団地の出口脇で、赤ちゃんを抱いた母親とその母親らしき人と、日本人の子供達とその母親らしき7、8人が会話していた。どうやら日本人側は、その赤ちゃんの名前を尋ねていたみたいだが、何度母親が繰り返しても、最初の一音すら日本人側は発音できない。ヤとかファとかみたいな音が混じるような言葉で、どこの国のものか見当がつかなかった。アジア系には見えたけれど、それ以上はわからなかった。そしてまた別のある休日の朝。私はマンガ喫茶で書き物とワールドカップ観戦をした朝帰りの帰り道。自宅の団地の近くで、ある男の子とすれ違った。目が会い、彼は挨拶してきた。"Good Morning!",と。見かけは完全に日本人に見えてただけに、とても驚いた。答えられないままに彼と自分は行き違ったけれど、とても驚いて、そして考えさせられもした。英語が彼の母国語である可能性は半々くらい。何故なら彼の近くを歩いていた家族らしき人達もアジア系に見えたから。たぶん、私も日本人には見えたと思う。そしてわずか6歳くらいの男の子が、行き違った相手に、"Good Morning!"と英語を選択して挨拶してきた。とても新鮮な驚きだった。たぶん、ある意味、とても最近の西葛西らしさを象徴している一コマであるように、今では思えた。ちなみに、自分の体感してる日常では、治安は悪くなってない。相変わらず年頃の女の子は夜中一人でも歩き回ってるし、どこでもないどこかにずっと腰掛けて携帯で話し続けてたりするし。パトカーのサイレンを頻繁に聞くようになった事も無い。たぶん、ある意味、じわじわと幸せな形で何かが進んでいるんだと思う。ホームレスも時々見かけるけど、あんまり多くない。彼らはたぶん全員日本人だけどね。外人が増えてるのとはたぶん無関係。お互い平和に共存してるように見え感じます。ではでは。