海老名市の寺社史蹟巡りー6、舞めだか 春の陣IN神奈川、庚申塔、真光寺
このブログは今回シリーズの一週間前に訪れた3月10日(日)の「舞めだか 春の陣IN神奈川」。野球の練習後、用事があり県道22号線(横浜伊勢原線)経由で帰宅途中立寄った。3月10日(日) 10:50本郷神社入口交差点角にある ”富士フイルムビジネスイノベーション株式会社海老名事業所” 。交差点には”めだか祭り”があるとのことで交通整理をしておられた。車は富士フィルムの駐車場へと。富士フイルムビジネスイノベーション株式会社海老名事業所所在地:神奈川県海老名市本郷2274複合機、プロダクションプリンターおよび関連商品の開発・モノ作り技術の基幹拠点である。富士フイルムの駐車場。この日のために駐車場として無料で貸し出し。看板には「たけのこ」と。パンフレットもなかったが最近めだかを飼っているので興味深く立ち寄ることに。すれ違う人は皆さん”めだか”が入ったビニール袋を手に。駐車場からも富士の頂上が見えていた。富士フイルムの工場フェンスに説明板。本郷遺跡この周辺は旧石器時代から江戸時代にかけての遺跡で、工場の建築に伴い、昭和46年から大規模な発掘調査が行われました。弥生時代後期から古墳時代前期にかけて、環濠集落と呼ばれる深い溝で囲まれた集落跡が発見され、小銅鐸を使った祭祀や、管玉などの玉作りが行われていたことがわかりました。奈良、平安時代の遺構としては、掘立柱建物跡、竪穴建物跡、井戸跡などが発見されています。掘立柱建物跡の中には4.4×23m以上もある長大なものや、庇がある特殊なものもあります。墨で文字が書かれた土器も多く出土しており、郡の有力者に関係する集落であった可能性があります。 貴重な発掘調査成果は、各時代の生活や政治文化を知る手がかりとなっており、神奈川県内のみならず、全国的にも著名な遺跡です。 海老名市教育委員会 令和4年3月左上 ▲ 小銅鐸 高さ約8㎝ (弥生 ~ 古墳時代) 祭祀に使用されたとみられます。右上 ▲ 製作途中の勾玉や管玉 (古墳時代) 竪穴住居跡から出土しています。左下 ▲ 「あ」と書かれた土器 (平安時代) ひらがなが書かれているものは希少です。右下 ▲ 長大な掘立柱建物跡 (奈良時代) 柱穴が連続して掘られています。県道22号線(横浜伊勢原線)の本郷神社入口交差点から西方向を望む。駐車場から歩いて「舞めだか 春の陣IN神奈川」の会場へ。係員の方から「少々遠い」と。同場所から富士をズームアップ。県道22号線(横浜伊勢原線)から北側に入り会場へ。手にはビニール袋。毎日新聞首都圏センター所在地:神奈川県海老名市本郷2700-1毎日新聞社の首都圏をカバーする印刷工場。新聞の他に商用印刷も可能な新時代の工場である。輪転機を2列に分け、その間に紙庫、発送場、機械室等のサポートゾーンを配置することにより、輪転機ゾーンの効率的なサポートを可能にしている。この特徴的な配置によって輪転場の圧倒的なボリュームを2分割し、建物構成としてそのまま外観に表わしている。また、敷地は埋蔵文化財保護エリアで、掘削範囲が限られていたため、トラックヤードの庇は吊構造を採用、前面ファサードに軽快感を与えている。また、デザインに富んだオフィス各所での撮影が好評である。滑走路のような広大な屋上からは裾野まで広がる富士山を背景にした撮影が可能であると。入口にポスター「舞めだか 春の陣IN神奈川」。工場内には ”メダカ無人販売所” もあるようだ。舞めだか 春の陣IN神奈川2024年3月10日(日) 10:00 ~ 16:00毎日新聞首都圏センター(神奈川県海老名工場)出展者舞めだか (熊本県) しいらメダカ (埼玉県)メダカワールド (埼玉県) Clover (神奈川県)めだかの館 (広島県) 花小屋 (埼玉県)彩鱗めだか (埼玉県) 星田めだか (岡山県) 筑紫めだか (福岡県) 沖縄ときわめだか (沖縄県) うなとろふぁ~む (埼玉県) めだか俱楽部クリーク (愛知県)日本改良めだか研究所 (広島県) 毎日新聞首都圏センター(神奈川県) 多くの方が訪れておられた。東日印刷株式会社のグループ会社 (株)毎日新聞首都圏センターは3月10日(日)、海老名市本郷の海老名工場でメダカ業界屈指の出店者が集う、メダカイベント「舞めだか ‐春の陣in神奈川」を開催。イベントでは改良メダカ業界では知らない人はいないほど有名な【舞めだか(熊本県)】が出店するほか、8県14店舗が一堂に会し展示即売会、メダカすくいなどを行いますと。”めだかすくい” の幟係員の方が「一回五百円でとれないと3匹、すくっても5匹がマックス」と。金魚すくいと同じように行われていた。出展者:花小屋(埼玉県)特選めだかくじ。出展者:筑紫めだか(福岡県)いろんな種類のメダカが販売されていたがどれも高価であった。ロヤルブルー/8 ~ 4万、夜桜ダルマ/3 ~ 1.5万円。こちらのコーナーの出展者は?。サタン 2P/4,000円、ユリシス光 2ペア/5,000円、夜桜 リアル オス1、ロングフィン メス2/5,000円、夜桜ゴールド 2P/6,000円、初恋 オス1、メス2/2,000円と、こちらはリーズナブルな価格であったが。出展者:めだか俱楽部クリーク(愛知県)マーク ペア/20,000円、煌 ペア/15,000円、天照エボワイド ペア/6,000円 高価なメダカでペアで販売。メダカのエサ (産卵・繁殖用) 等、メダカ関連の品物も販売していた。また一回1,000円のクジも。いろんな当たりクジの品物が並べられていた。出展者:彩鱗めだか(埼玉県)こちらのコーナーではメダカの外に多肉植物も販売。工場の西側にはキッチンカー。人気のからあげ 500円、たこ焼き・たい焼、ホットドック濱屋の出店。我が家では昨年購入したメダカが産卵、多くのメダカが繁殖しているので購入しなかった。今年も4月から5月にかけて産卵するのではと期待しているのだが。最近はいろんな所で ”メダカ無人販売所” があり高価なメダカを販売している。メダカを見た後、県道22号線(横浜伊勢原線)に戻り東へ向かう。この辺りは本郷神社入口交差点から下ってくる。右方向が旧道であろう。来た道を振り返り、道路脇に ”下谷津の庚申塔(No.74) ” を見つける。側面に ”安政・・・と刻まれた庚申塔” 。後方に廻り込み横浜方向を望む。スマホの案内で ”自然と歴史のさんぽみち” と呼ばれている旧道方向へ進む。旧道に入り下谷津交差点の角に ”地神塔(No.10)" 。正面には「地神塔」と刻まれているのであろうか。 下谷津交差点の角に建っている石塔。旧道の ”自然と歴史のさんぽみち” を上る。浄土宗 真光寺 (しんこうじ)所在地:神奈川県海老名市本郷462-1地神塔から旧道を上ると右側にあるお寺。山門の奥に本堂。山門の右側に「真光寺地蔵尊」の社が見える。門柱には「如法山 眞光寺」。真光寺地蔵尊地蔵尊の前には二つの石碑が建っている。正面から地蔵尊堂には、如法山真光寺境内地蔵尊縁起地蔵尊は三体あり 五輪塔一体前方左右に宝塔二基中央奉造立地蔵菩薩無而縁等為憲順菩提当村施主石川氏 寛延四年天朔日右錦覚寿音信士宝暦五乙亥年六月十一日菩提也 施主 出井氏敬白当村上村俗名出井佐五右ヱ門 行年 三十六歳前方五輪塔 岩船地蔵尊相州高座郡恩馬根新宿中前方右南無阿弥陀佛徳本 念佛講中文政八酉年十月大吉辰雲晴院浄誉相頓居士 杉久保村藤左ヱ門事 先祖代々後世安楽上河内村大貫光菊事香誉得入伯秀禅定門宗 石川左ヱ門事左辨誉上人安永八年九月十七日当山十四世前の右先祖代々後世安楽本宿村善右ヱ門安藤茂右ヱ門 本郷村庄右ヱ門門主祐林 〃 忠左ヱ門志世話人 下河内村弥左ヱ門上河内村大貫半兵ヱ 新宿講中門沢橋村治右ヱ門倉見村友右ヱ門此の地蔵尊は高座郡は二十四ヶ所の札所の内二十ニ番目に当りその御詠歌は たておきし 誓いをたのみめぐりきて まことの光拝むこの寺子育て子供の非行防止に霊験あらたかであり近隣の信仰を集めている。近年堂宇老朽化が激しくなり為に柤徒石川富司氏が私財を投じ自作する。平素佛心に厚く見上げた心情である。落慶式は平成十一年十一月に勤修。 平成十二年八月一日如法山主願譽謹書 霊場整備事業協力者芳名 12名の名が。堂内には三体の地蔵尊。参道を進み本堂へ。本 堂本尊は阿弥陀如来。本堂前に石灯籠、石碑。石碑には「舊本尊正座跡」と。本堂前から参道を振り返る。本堂裏から富士を望む。雪の積もった大山。真光寺境内の南側には梅の木があったようだが伐採されていた。12:00本堂をズームアップ。境内にはまだウメの木が残っている。 ー 続く ー