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カテゴリ:書籍
お役所バッシングはやめられないバッシングの原因となる事態が可燃物で、報道はライター、そして怒りは酸素の供給 たとえば「居酒屋タクシー事件」「耐震強度偽装問題」――貴方はメディアの報道に接し、公務員に激しく憤りを感じるうちに、「役人叩きをする正義の自分」という高揚感・陶酔感に浸っていなかっただろうか。 筆者は言う。「居酒屋タクシーに関していえば、タクシー券の支給や接待がケシカラン!という議論で終わってしまい、そもそもどうしてそんなに遅くまで残業しなければならないのか、タクシーを使わずに帰れる仕事の仕方をするにはどうすればいいかについての抜本的な議論までたどり着くことはありませんでした」(37 ページ)のように、バッシングする時には一歩踏み込んで考えてみることを提案している。 私も仕事上、公務員と接することがあるので、彼らを十把一絡げでバッシングの対象にするのはおかしいと思っていた。むしろ、人材が適材適所でなかったり、人事制度上の弊害(年功序列制によるものなど)といったシステム面の問題に目を向けるべきだと思う。 本書の終盤では、仕事に見合った給料を出すために、役所に対する監査員の導入を提案する。 ■メーカーサイト⇒山本直治=著/PHP研究所/2009年09月発行 お役所バッシングはやめられない ■販売店は こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.02.17 18:01:26
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