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設計コンセプトは、ずばり「ダイナミックオーディオアンプリフィケーション」。 スピーカーを安定的かつ正確にドライブするためには大電流を供給する必要があるが、そのために同社はまずカスタムメイドの大型トランスや 1 万 5000μF の大容量コンデンサーを開発した。瞬時電流供給能力を高めることで、「30cm クラスの大口径スピーカーも力強く駆動する」という。定格出力は各チャンネル 130W。 駆動時に発生する熱を処理するため、耐熱効果を高めたヒートシンクを採用。さらに独自開発のフィルター回路「VLSC」を 7ch すべてに搭載して D/A 変換時のデジタルノイズを除去。原音に含まれる細かな情報をも表現するという。 もちろん最新のサラウンドフォーマットや技術トレンドも網羅。 Dolby Atmos では最大 5.2.2ch 構成に対応し、非対応タイトルのアップミックス処理も可能。一方の DTS:X については 8 月下旬に無償ファームウェアアップデートを実施して対応する予定だ。 新機能の 1 つに「AccuReflex」(アキュリフレックス)がある。 これは Dolby Atmos などで天井スピーカーが設置できず、反射を利用したイネーブルドスピーカーを使用する際に発生する位相ズレを補正するというもの。音場設定機能の「AccuEX」に追加する形で実装された。「イネーブルドスピーカーを使う場合、位相ズレによって打ち消し合う音が出てきて“聞こえるべき音が届いていない”という可能性があった。 HDMI端子は 8 入力、2 出力。このうち 3 入力と 2 出力が HDCP 2.2 に対応する。Ultra HD Blu-ray に盛り込まれた HDR や広色域の BT.2020 のパススルーも可能。1080p 映像を 4K にアップスケールする機能や超解像技術も備えた。 ハイレゾ音源は、リアパネルに備えた USB 入力およびネットワーク経由の再生が可能。11.2MHz までの DSD(11.2MHz は DSD ダイレクトモード時のみ再生可能)をはじめ、FLAC、WAV、Apple Lossless の 192kHz/24bit までサポートした。 無線LAN はデュアルバンド対応。広く使われている 2.4GHz 帯に加え、比較的混信の少ない 5GHz 帯が利用できるためワイヤレス音楽再生にも適している(ハイレゾ音源のワイヤレス再生は非対応)。また Bluetooth もサポートしている(コーデックは SBC、AAC)。 本体サイズは 435(幅)×201.5(高さ)×395(奥行き)mm。重量は 14kg。リモコン、AM 室内アンテナ、FM 室内アンテナなどが付属する。
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