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2006.02.14
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カテゴリ:過去ログ
呉善花女史の講義「朝鮮人と日本人・比較文化論」を聞いた。


呉善花(オソンファ)- ウィキペディア -


呉善花(オ・ソンファ、1956年 - )は、韓国系日本人の評論家である。韓国済州島(チェジュとう)出身。母国の大邱大学を卒業し、日本に留学した。大東文化大学(英語学)卒業後、東京外国語大学修士課程(北米地域研究)修了。拓殖大学国際開発学部教授。2005年初、日本に帰化。

済州島にいた頃は親日家で、日本語を披露しては村民に喜ばれていた。就学後は反日主義者として育成されたが、来日し知日派・親日派へと移行した。韓国の大学に通っていた頃に、4年間の軍隊経験を経ている。日韓のビジネスマンとの通訳・翻訳のアルバイトをしながら、東京外国語大学大学院などに通う。在学中に発表した韓国人ホステスに関するルポルタージュ『スカートの風』が話題を集め、注目された。韓国人による韓国社会批判の先駆となった。後にシリーズ化し、「正」・「続」・「新」などに分かれた。代表的な著作に『スカートの風 日本永住をめざす韓国の女たち』の他、『「日帝」だけで歴史は語れない』、『攘夷の韓国 開国の日本』(山本七平賞受賞)などがある。日本国内では、保守的な韓国人評論家の一人であるが、母国では封建主義的体制の批判者としてリベラル派の評論家とみなされている。

『スカートの風』のヒットに伴い、韓国では、呉善花は実在せず、日本人が成りすましたのだとして、執拗な呉善花探しが行われた。実在が確認されるとそうした虚報は消えていったが、かわりに「呉善花は日本の右翼に買収されている」といったデマが流布されている。


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呉 善花『日本の息吹』平成10年2月号掲載



呉善花女史の分析力はするどい。
私は、彼女の講義にすっかり魅せられてしまった。

上記(ウィキペディア)は、彼女のプロフィールみたいなもので、講義のまとめは次回にまわしたいと思います。


彼女とは同い年であるということもあって、彼女の素直でユーモア溢れた語り口、深い洞察力と鋭い分析力、そして何より、日本と日本人を理解するための惜しみない努力に感銘と親近感を持った。

彼女の世代は、戦中を生きた親に育てられている。それは私も同じ。
韓国が併合されていた頃を知る親や祖父母に育てられた。生まれ育った済州島も、親日の島である。

ところが、就学すると一転して「反日・反共」を叩き込まれ、日本を「悪魔の国」だと思い込まされた。親や祖父母の日本への好印象は、日本に騙されていたからだと思い込んだ。

本当はアメリカへ留学希望だったが、ビザの入手が難しく、繋ぎのつもりで東京外語大に留学した。日本はアメリカへの足がかりであった。


「悪魔の国」での体験は、驚きとショックの連続だった。どこへ行っても優しく親切な日本人、清潔で整然とした町並みにに、肩すかしをくらったように思ったという。

しかし、それは最初の1年だけのことだった。仲良くなった日本人の友人とは、表面的な付き合いはできても深く入り込むことができない。適当な距離をおいて付き合うことを良しとする日本人の「親しき仲にも礼儀あり」という意味を知るまでは。それは習慣や価値観の違いによるものだった。

来日してから2~3年の頃が、最も精神的に苦しんだという。いっそのこと韓国に帰ってしまいたい、しかし、心のどこかで何とも言いようの知れない日本社会の魅力が、彼女を日本に引き止めた。

日本の治安の良さは、世界一である。最も危険だと思われている新宿の歌舞伎町でさえも、その治安は世界一であるという。若い女たちが、バッグのチャックも閉めずに、肩からブラブラさげている。

中国人や韓国人は、めったなことでは他人を信用しないが、日本人は初めて会った人でも簡単に信用してしまう。何とも言えぬ、穏やかな社会なのだ。

来日して5年目、彼女は本気で日本を知ろうと心に決めた。そして、韓国と日本との違いを比較しながら、日本の本質を探り始めた。そして、すっかり日本の魅力の虜になってしまった。


彼女が初来日したのは、27歳の頃(昭和58年)だ。昨年、日本に帰化した。




呉善花女史の講義は、素晴らしかった。
いきなり内容を紹介する前に、彼女の背景を少し説明したかったのです。

彼女の体験を通して、韓国人(朝鮮人)の習慣や価値観を知ることで、韓国人の思考の傾向が見えてくる。同時に、韓国人から見た日本がどう見えているのかがよく解る。

そして何より、日本と日本人の本質についての彼女の分析は、これからの日本と日本人が、どこへ向かえば良いのかを明確に示しているものだ。



実は、前回の日記は、この講義を聞いたあとに書いたものなのです。
言うことやる事が、ことごとく理解できない「朝鮮人」に辟易していたものだから、この講義は面白くて仕方がなかった。

同じように、価値観の違う日本人に悩み苦しんだ彼女が、見事な洞察力で日本と韓国を比較分析してゆく。





なんとか上手くまとめたいので、もう少し吟味させて下さい。明日には・・。









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Last updated  2006.02.14 23:02:38
コメント(8) | コメントを書く


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呉善花さんの・・・   マーメイド8625 さん
本はほとんど持ってますよ。初めて韓国に行ったのが「チマパラム」を読んだ後だったので、現地ガイドにその話をしたら、すごく感じが悪い言い方で彼女の悪口を言っていたのを思い出しました。そのころから親日的な人に対する批判があったわけです。(そのガイドは日本人相手に仕事してるくせに、日本人が嫌いなんだなって、言葉のはじばしに匂わせる嫌な女でしたよ・・いろんなガイドを見てきたなかで一番最低な女だったな・・)
こんな人の帰化は大いに結構!! (2006.02.15 00:33:16)

Re:呉善花さんの・・・(02/14)   たいげろ さん
マーメイド8625さん
>本はほとんど持ってますよ。初めて韓国に行ったのが「チマパラム」を読んだ後だったので、現地ガイドにその話をしたら、すごく感じが悪い言い方で彼女の悪口を言っていたのを思い出しました。そのころから親日的な人に対する批判があったわけです。(そのガイドは日本人相手に仕事してるくせに、日本人が嫌いなんだなって、言葉のはじばしに匂わせる嫌な女でしたよ・・いろんなガイドを見てきたなかで一番最低な女だったな・・)
>こんな人の帰化は大いに結構!!
-----
それは邦題「スカートの風」のことですか?そのタイトルは、韓国人にとってはとても下品らしいですね、彼女は最後まで抵抗したらしいけど、日本人にとっては爽やかなのでということで編集者に押し切られちゃったみたいですね^^。
マーさん、反日が酷い時に行ってたんだもの・・そのガイド(爆)
彼女の帰化に至る事情は知らないんだけど、相当なバッシングを受けていたみたいで(想像できるでしょう?)、とんでもない韓国のことをすごく心配してますよね。とにかく私はこの講義で、あんまり腹が立たなくなってきたわ、逆に心配やあ。
韓国も、彼女のような才女を失って大損失なのに、気がつかないんだよね・・。
因みに彼女の本、一冊も読んでないねん!(爆) (2006.02.15 02:50:37)

Re[1]:呉善花さんの・・・(02/14)   マーメイド8625 さん
たいげろさん

>それは邦題「スカートの風」のことですか?そのタイトルは、韓国人にとってはとても下品らしいですね、彼女は最後まで抵抗したらしいけど、日本人にとっては爽やかなのでということで編集者に押し切られちゃったみたいですね^^。
>マーさん、反日が酷い時に行ってたんだもの・・そのガイド(爆)
>彼女の帰化に至る事情は知らないんだけど、相当なバッシングを受けていたみたいで(想像できるでしょう?)、とんでもない韓国のことをすごく心配してますよね。とにかく私はこの講義で、あんまり腹が立たなくなってきたわ、逆に心配やあ。
>韓国も、彼女のような才女を失って大損失なのに、気がつかないんだよね・・。
>因みに彼女の本、一冊も読んでないねん!(爆)
-----
え、読んでないんかい・・・(--;)
彼女のこと、韓国マスコミもすごくたたいてましたからねえ。特に田麗玉(チョン・ヨオク)って、元KBSの東京特派員だったクソ女が、学歴がどうのこうのと(大学のランクで人間性まで否定してた)自分の著書「悲しい日本人・イルボンヌ・オップッタ」で書いてたのを読んだ時にはさすがにムカついた。当時、韓国大好き女だったんだけどね(^^;) (2006.02.15 03:55:50)

Re[2]:呉善花さんの・・・(02/14)   たいげろ さん
マーメイド8625さん

>え、読んでないんかい・・・(--;)
>彼女のこと、韓国マスコミもすごくたたいてましたからねえ。特に田麗玉(チョン・ヨオク)って、元KBSの東京特派員だったクソ女が、学歴がどうのこうのと(大学のランクで人間性まで否定してた)自分の著書「悲しい日本人・イルボンヌ・オップッタ」で書いてたのを読んだ時にはさすがにムカついた。当時、韓国大好き女だったんだけどね(^^;)
-----
へへへw昨年「男尊女卑や恋愛感」をテーマに、日本と韓国の比較をした講義を聞いたことがあったんだけど、今回ほどのインパクトが無くてね、その時に「スカートの風」の話も聞いたんだけど、興味が湧かなかったのよ。

その特派員の本て、習慣の違いに一々難くせつけて、日本を叩きまくってるヤツ?それは今回の講義で聞いたよ^^。
その特派員は、日本に2年半くらいしかいなかったんだって、彼女は「5年いれば日本の良さや文化の深さが理解できただろうに残念です」って言ってた。しかも、300万部も売れたんだって?その影響をすごく心配してたわあ。「帰るなら1年で帰れ、残るなら5年は残れ」だって。5年いたら、韓国に帰りたくなくなるほど好きになるんだって^^。
因みに今回の講義は、一昨年のものです。 (2006.02.15 04:12:58)

Re:呉善花(拓殖大学国際開発部教授・エッセイスト)(02/14)   aki  さん
この方、韓国ではむちゃくちゃな言われ方なんでしょう?


(2006.02.15 07:31:33)

Re[1]:呉善花(拓殖大学国際開発部教授・エッセイスト)(02/14)   たいげろ さん
aki さん
>この方、韓国ではむちゃくちゃな言われ方なんでしょう?
-----
韓国にとっては「国賊」「売国奴」でしょうからね、反日法でも追われてたでしょうし。今の韓国に理性は無いようなので。 (2006.02.15 19:28:03)

いつもかんしんしてます   あきたや さん
韓国の方がこれほど我々日本人以上に日本の文化及び日本人の情緒に迄理解していただける事は有り難いかぎりです (2010.10.04 13:44:03)

事実を謙虚に受け止める   公一 さん
 呉教授と同じ様な指摘をされる韓国人の著名人の方々もいます。昔の朝鮮の年配はそれほど日本人に対して嫌悪感を抱く方は少なかったそうです。好きではなかったが、嫌いではなかったと言う方もおられます。呉教授より一つ年配ですが、私が子供のとき、在日朝鮮人の友人がいました。また、大学時代も在日朝鮮人の友人がいました。かれらから、差別があることも聞いて知りました。バカちょんカメラがその代表です。確かに日韓併合は韓国の方々にとって、プライドを傷つける屈辱だったとは思います。しかし、李承晩から始まった、反日教育には全くの嘘が有ります。かなりの賠償も行っており、朴大統領のとき以来、技術的にも多くの支援を行っているのも確かです。韓国の方々も、歴史的事実を謙虚に受け止めるべきです。近年になって、私は、日本の近代史を学ぶようになりました。ちょっと遅すぎるかもしれませんが。 (2011.06.07 22:13:17)


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